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AIP実装と統合

ある医療系スタートアップは、医療コーディング(ICD-10コードの自動付与)タスクに特化したモデルを構築しようとしています。現在、Claude 3 Opusがこのタスクを高精度で実行できることを確認済みですが、月次処理量(100万件)では推論コストが採算に合いません。同社は50,000件の医療記録(正解ラベルなし)を保有しており、Claude 3 Opusにこれらを処理させることは可能です。コストを大幅に削減しながらOpusに近い精度を実現するには、Amazon Bedrockのどの機能を使用すべきですか?

A
Amazon Bedrock Custom ModelsでClaude 3 Haikuを基盤モデルとして使用し、50,000件を手動でラベリングしてから指示ファインチューニング(IFT)を実行する
Custom ModelsでIFT(Instruction Fine-Tuning)を実行するには50,000件を手動でラベリングする必要があり、極めて非効率です。医療用途でのラベリング基準維持も困難です。
B
Amazon Bedrock Model DistillationでClaude 3 Opusを教師モデル・Claude 3 Haikuを生徒モデルとして設定し、50,000件の医療記録を入力プロンプトとして提供する
✓ 正解
Model Distillationは大型教師モデル(Claude 3 Opus)が入力プロンプトに対して応答を自動生成し、その知識を小型生徒モデル(Claude 3 Haiku)に転移させます。ラベルなしでの実施が可能であり医療記録データに最適です。
C
Amazon Bedrock Knowledge BasesにICD-10コードのリファレンスを登録し、Claude 3 HaikuでRAGベースの推論を実行する
RAG(Retrieval Augmented Generation)はモデル自体を最適化せず、外部コンテンツ検索結果を条件として推論するメカニズムです。モデルの知識蒸留には対応していません。
D
Amazon SageMaker JumpStartで軽量な医療特化モデルをファインチューニングし、Bedrock Custom Model Importで取り込む
SageMaker JumpStartの軽量医療特化モデルでは商用FMの知識蒸留に非対応です。Bedrock Custom Model Importの対応範囲にも限定があります。

解説

Amazon Bedrock Model Distillationは、大型の教師モデル(Claude 3 Opus)が入力プロンプトに対して応答を自動生成し、その知識を小型の生徒モデル(Claude 3 Haiku)に転移させる機能です。ラベルなしの入力プロンプトを提供するだけでよく、手動ラベリングが不要なため50,000件の医療記録をそのまま活用できます。 選択肢AのIFT(指示ファインチューニング)は正解ラベルが必須であり、50,000件を手動でラベリングするコストと工数が発生するため、コスト削減という要件に反します。 選択肢CのRAGはモデル自体を最適化する手法ではなく、ICD-10リファレンスを参照させてもClaude 3 Haikuの基礎能力は変わらず、Opusに近い精度を実現することはできません。 選択肢DはSageMaker JumpStartで別のモデルをファインチューニングする手法で、Bedrockの商用FMに対して知識蒸留(Distillation)を適用することはできません。

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