無限ノック › AIP 練習問題一覧 › 問題AIP 実装と統合
グローバル金融サービス企業が Amazon Bedrock を使った顧客向け AI アシスタントを us-east-1 で運用しています。先日の us-east-1 リージョン障害で 2 時間のサービス停止が発生しました。アプリケーションコードを変更せずに、プライマリリージョンのオンデマンドキャパシティが利用不可になった場合に別リージョンへ自動ルーティングできるアーキテクチャを実装したいと考えています。最も適切な Bedrock の機能はどれですか?
A 複数リージョンの Bedrock エンドポイントを対象とした Amazon Route 53 ヘルスチェックとフェイルオーバールーティング
Route 53のヘルスチェックは汎用的なWebエンドポイントの可用性確認に使えるが、BedrockのAWS管理エンドポイントに対してカスタムヘルスチェックを設定する手段がない。Bedrockのキャパシティ不足を検知して自動フェイルオーバーする仕組みをRoute 53で構築することはできない。
B プライマリリージョンとフォールバックリージョンを設定した Amazon Bedrock クロスリージョン推論プロファイル
✓ 正解
Amazon Bedrockのネイティブ機能であり、プロファイルにプライマリとフォールバックリージョンを設定するだけで、キャパシティ不足時の自動ルーティングが実現できる。アプリケーションはプロファイルARNを指定するだけでよく、コード変更が不要で要件を満たす。
C AWS Global Accelerator と複数リージョンの Bedrock API エンドポイントを組み合わせた構成
AWS Global AcceleratorはALB・EC2・EIPなどユーザーが管理するエンドポイントを対象とするサービスであり、BedrockのAWS管理APIエンドポイントを直接対象として登録できない。そのためBedrockのリージョン間フェイルオーバーにGlobal Acceleratorを適用することはできない。
D Amazon CloudFront と Lambda@Edge を使った Bedrock API リクエストのルーティング
CloudFront + Lambda@Edgeでリージョン切り替えロジックを実装すること自体は技術的に可能だが、Lambda@Edgeにルーティングコードを書く必要があり、実質的にアプリケーションコードの変更となる。要件の「アプリケーションコードを変更せずに」に反する。
解説 Amazon Bedrock クロスリージョン推論プロファイル(Cross-Region Inference Profiles)は、1 つのモデル ID に対して複数リージョンを優先順位付きで設定できる Bedrock ネイティブの機能です。アプリケーションはプロファイル ARN を指定するだけで、プライマリリージョンのキャパシティが不足・利用不可の場合に Bedrock が自動的にフォールバックリージョンへルーティングします。アプリケーションコードへの変更は不要で、Bedrock サービス側が透過的にルーティングを処理します。
選択肢Aの Route 53 フェイルオーバーは一般的な Web エンドポイントの可用性向上に有効ですが、Bedrock の AWS 管理エンドポイントに対して Route 53 カスタムヘルスチェックを直接設定することはできないため、この用途には適していません。
選択肢Cの Global Accelerator は ALB・EC2・EIP などユーザーが管理するエンドポイントを対象とするサービスであり、Bedrock の AWS マネージド API エンドポイントを直接対象として登録することができません。
選択肢Dの CloudFront + Lambda@Edge は構成が複雑になり実質的なアプリケーションコードの変更が必要となります。Bedrock ネイティブのクロスリージョン推論プロファイルより大幅に実装コストが高くなります。
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