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AIPテスト、検証、トラブルシューティング

あるeコマース企業が、Amazon Bedrock Custom Modelsを使ってAmazon Titan Text G1を自社の商品カタログ・レビューデータ50万件でファインチューニングしました。このモデルを本番デプロイする前に、ベースモデルと比べてタスク固有のパフォーマンスが向上しているかどうかを客観的に検証する必要があります。最も適切な評価アプローチはどれですか?

A
ファインチューニングに使用したトレーニングデータからサンプルを抽出し、ファインチューニング済みモデルとベースモデルの両方に同じプロンプトを送信してパープレキシティスコアを比較し、スコアが低い方を高品質と見なす
トレーニングデータを評価に使用するとデータリーク(モデルが答えを記憶)が発生し、パープレキシティスコアが過剰に良くなります。汎化性能ではなく暗記を測定してしまうため、実際のタスクパフォーマンスを正しく評価できません。
B
Amazon Bedrock Model Evaluationジョブをファインチューニング済みモデルとベースモデルで実行し、トレーニング未使用のホールドアウトテストセットでROUGE・BERTScoreを算出してスコアを比較する
✓ 正解
Bedrock Model Evaluationでホールドアウトテストセットを用いてROUGE・BERTScoreでベースモデルと比較する手法は、ファインチューニング効果を客観的かつ定量的に検証できる標準アプローチです。未見データへの汎化性能を正しく評価し、リグレッション検出も可能です。
C
ファインチューニング済みモデルをProvisioned Throughputでデプロイし、本番トラフィックの5%をルーティングして30日間A/Bテストを実施し、CloudWatchでエラー率と応答速度をモニタリングして品質を判断する
本番環境でのA/Bテストは事前の品質検証が完了した後に実施すべきです。未検証モデルに本番トラフィックを流すと、品質問題が実ユーザーに影響しブランド信頼性やビジネス損失につながります。
D
ファインチューニングジョブ完了時にBedrockコンソールに表示されるトレーニング損失(training loss)曲線を確認し、損失が安定的に収束していれば品質基準を満たしていると判断してデプロイを承認する
トレーニング損失の収束はモデルが訓練データを学習できたことを示すだけで、タスク固有の生成品質がベースモデルより向上しているかどうかを測定しません。評価には独立したテストセットとタスク固有のメトリクスが必要です。

解説

ファインチューニング済みモデルの評価では、トレーニングデータとは独立したホールドアウトテストセットを使用することが原則です。Bedrock Model Evaluationは複数モデルの比較評価をサポートしており、同一テストセットに対してファインチューニング済みモデルとベースモデルの両方でROUGE(テキスト一致度)・BERTScore(意味的類似度)を算出し、客観的なスコア比較が可能です。これによりファインチューニングによる改善効果とリグレッションを定量的に把握した上でデプロイ判断を下せます。 選択肢Aのトレーニングデータを使ったパープレキシティ評価はデータリークの問題があり、モデルが訓練データを記憶しているだけで汎化性能を正しく測定できません。 選択肢Cのアプローチは事前品質検証なしに本番ユーザーにリスクをさらし、品質問題が発生した場合の影響範囲が大きくなります。 選択肢Dのトレーニング損失の収束確認はモデルが訓練データを学習できたことを示しますが、タスク固有の品質向上やベースモデルとの比較を保証しません。

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