無限ノック › AIP 練習問題一覧 › 問題
AIP基盤モデルの統合、データ管理、コンプライアンス

グローバル製造業が Amazon Bedrock Knowledge Bases を使用して、設計仕様書・品質管理報告書・サプライヤー契約書(合計200,000件)を統合検索できるシステムを構築しています。セキュリティ要件として、設計仕様書はエンジニアリング部門のみ、サプライヤー契約書は調達部門のみが閲覧可能とするドキュメントレベルのアクセス制御が必要です(品質管理報告書は全部門が閲覧可能)。単一のKnowledge Basesで運用コストを最小化しながら、このきめ細かなアクセス制御を実装する最も適切な方法はどれですか?

A
文書取り込み時にドキュメント種別(engineering/quality/procurement)をメタデータ属性として付与してKnowledge Basesに登録し、クエリ時にアプリケーション層でユーザーの部門ロールに応じてメタデータフィルタ条件を動的に構築し、BedrockのRetrieve APIに渡してアクセス可能なドキュメントのみを検索対象にする
✓ 正解
Bedrock Knowledge Basesのメタデータフィルタリングを活用することで、単一のKnowledge Basesで部門ごとのドキュメントアクセス制御を実現できます。取り込み時のメタデータ付与とクエリ時の動的フィルタ構築により、運用コストと複雑性を最小化した最も効率的な実装です。
B
ドキュメントカテゴリごとに別個のKnowledge Bases(設計仕様書用・品質管理用・サプライヤー契約書用の3つ)を作成し、各部門のIAMロールに対応するKnowledge Bases ARNへのアクセスのみを許可するIAMポリシーを設定してアクセスを制御する
3つのKnowledge Basesを作成するアプローチは機能的には動作しますが、各Knowledge Basesに個別のインデクシングパイプラインと同期ジョブが必要となり、運用コストと複雑性が単一Knowledge Basesのメタデータフィルタリングと比較して大幅に増大します。
C
AWS Lake Formation でS3ソースバケットにタグベースのアクセス制御ポリシーを設定してドキュメント種別ごとの閲覧権限を定義し、Knowledge Basesのデータソース設定でそのS3バケットを参照することでLake Formationの権限を検索時にも継承させる
Lake FormationはS3データレイクのアクセス制御に有効ですが、Knowledge Basesはインジェスト時にS3からデータをベクターストアにコピーして格納します。そのため、S3側のLake Formationアクセス制御はKnowledge Basesのクエリ時には適用されず、要件を満たすことができません。
D
Amazon Cognitoユーザープールで部門別グループを作成し、API GatewayのLambdaオーソライザーでJWTトークンのグループクレームを検証してから、対応するKnowledge Bases IDにリクエストをルーティングするファサードLambdaを介してアクセス制御を実現する
CognitoグループとLambdaオーソライザーの組み合わせはAPIアクセス制御には有効ですが、Knowledge Bases IDレベルでのルーティングとなるため、単一のKnowledge Bases内でドキュメントレベルのアクセス制御を実現することができません。ファサードLambdaの追加でアーキテクチャも複雑化します。

解説

Amazon Bedrock Knowledge Basesはメタデータフィルタリング機能をサポートしており、文書取り込み時に任意のメタデータ属性(例:{"department": "engineering"})を付与できます。クエリ時にRetrieve APIのretrievalConfigurationでフィルタ条件を指定することで、ユーザーの部門に応じたドキュメントのみを検索対象にできます。単一のKnowledge Basesで全文書を管理しながらドキュメントレベルのアクセス制御を実現でき、インデクシングコストと運用複雑性を最小化できます。 選択肢Bの複数Knowledge Bases構成は技術的には有効ですが、3つのインデクシングパイプライン・ベクターストア・同期スケジュールを個別に管理する必要があり、運用コストと複雑性が増大します。単一Knowledge Basesのメタデータフィルタリングで同等の制御が低コストで実現できます。 選択肢CのAWS Lake FormationはS3などのデータレイク上のデータカタログへのアクセス制御を提供しますが、Knowledge Basesはインジェスト時にS3からデータをコピーして独自のベクターストアに格納します。Lake Formationのアクセス制御はKnowledge Basesの検索クエリ時には継承されません。 選択肢DのCognito+LambdaオーソライザーによるKnowledge Bases IDレベルでのルーティングは、複数のKnowledge Basesが前提となります。単一Knowledge Bases内でのドキュメントレベルのフィルタリングを実現できず、ファサードLambdaの追加によりアーキテクチャが不必要に複雑化します。

ドメイン別正答率・予想スコアでリアルタイムに実力把握

無限ノックでAIPを徹底対策。全問AI生成のオリジナル問題。

無料で演習を始める →
← AIP の問題一覧に戻る