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SOAネットワークとコンテンツ配信

あるグローバル企業はRoute 53で2つのリージョン(us-east-1とeu-west-1)のALBに対しトラフィックを振り分けています。これまでユーザーは地理的に近いリージョンへ送られていましたが、eu-west-1の新設データセンターの処理能力を活用するため、運用チームは「ヨーロッパ寄りの一部ユーザーをus-east-1ではなくeu-west-1へ意図的に多く誘導し、その割合を後から数値で微調整したい」と考えています。最小の運用負荷でこれを実現するルーティングポリシーはどれですか。

A
地理的近接性ルーティングポリシーを使用し、eu-west-1のレコードにバイアス値を設定して誘導範囲を調整する
✓ 正解
地理的近接性ルーティングは距離ベースの振り分けにバイアス値を加えることで特定リソースのサービス範囲を数値で拡縮でき、ヨーロッパ寄りユーザーをeu-west-1へ意図的に多く誘導し割合を後から微調整するという要件に唯一合致する。
B
位置情報ルーティングポリシーを使用し、ヨーロッパの各国をeu-west-1に、それ以外をus-east-1にマッピングする
位置情報ルーティングは大陸・国・州単位でレコードを固定的に割り当てる方式で、誘導の度合いを連続的な数値で微調整できない。範囲を広げるには国マッピングを手動変更する必要があり運用負荷も高い。
C
レイテンシールーティングポリシーを使用し、各ユーザーを測定レイテンシーが最も低いリージョンへ送る
レイテンシールーティングは各ユーザーから見て測定レイテンシーが最小のリージョンへ自動的に送るため、能力に余裕のあるeu-west-1へ意図的に多く寄せる調整ができず、要件を満たさない。
D
加重ルーティングポリシーを使用し、eu-west-1とus-east-1のレコードに重みの数値を割り当てる
加重ルーティングは地理的位置を一切考慮せず全ユーザーを重みの比率で配分するため、「ヨーロッパ寄りの一部ユーザーだけを誘導する」という地理条件を実現できない。

解説

地理的近接性(Geoproximity)ルーティングはユーザーとリソースの地理的距離に基づいてトラフィックを振り分けつつ、「バイアス」値(-99〜+99)を設定することで特定リソースの実質的なサービス範囲を拡大・縮小できます。バイアスを正の値にすると、本来は他リージョンへ送られる近接ユーザーまでそのリソースへ誘導でき、数値で割合を微調整するという要件に一致します。 選択肢Bの位置情報ルーティングは国/大陸単位の固定マッピングで、誘導の度合いを数値で微調整できない。 選択肢Cのレイテンシールーティングは測定レイテンシーで自動決定され、特定リージョンへ意図的に多く寄せる調整ができない。 選択肢Dの加重ルーティングは地理的近接性を考慮せず全ユーザーを比率配分するため、「ヨーロッパ寄りの一部ユーザーを誘導」という地理条件を満たせない。

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