SOAネットワークとコンテンツ配信
ある製造業の企業は、南米のオンプレミスデータセンターとAWS us-east-1の間にSite-to-Site VPN接続を運用しています。ネットワークエンジニアから「VPNのスループットが期待値を大きく下回り、ピーク時のレイテンシーが300ms以上に達する。主な原因は南米〜北米間の公衆インターネット経路の品質劣化」と報告されました。Direct Connect回線は申し込み済みですが開通まで4ヶ月かかります。既存のBGP設定をできる限り維持しつつ、VPNパフォーマンスを早急に改善する方法はどれか。
AAccelerated Site-to-Site VPNを有効にした新しいVPN接続を作成し、AWS Global AcceleratorのエッジIPを経由してAWSプライベートバックボーン上でトラフィックを転送する
✓ 正解
Accelerated Site-to-Site VPNはGlobal AcceleratorのエッジロケーションでVPNトラフィックを終端し、AWSプライベートバックボーン経由で宛先VPCへ転送します。公衆インターネット区間を最小化できるため、南米〜北米のような長距離接続でのレイテンシー・パケットロスの根本的改善に最も効果的です。
B2本目のSite-to-Site VPN接続を追加してBGP ECMPを設定し、両トンネルへトラフィックを分散させて実効スループットを向上させる
2本目VPNによるECMPはアグリゲートスループットを向上できますが、公衆インターネット経路の品質劣化(高レイテンシー・パケットロス)という根本原因には対処できません。ピーク時のレイテンシー300ms以上という問題は依然残ります。
CEC2インスタンス上にOpenVPNをデプロイし、より上位のインスタンスタイプと拡張ネットワーキングで既存VPNのスループット上限を回避する
EC2上のソフトウェアVPNはOS・アプリケーション管理や冗長構成など運用負荷が大幅に増大します。また公衆インターネットを経由することに変わりなく、レイテンシー改善効果もなく要件を満たしません。
DVirtual Private GatewayをTransit Gatewayへ移行し、Transit Gateway Connect(GREトンネル)でオンプレミスとのルーティングを再構成する
Transit Gateway ConnectはSD-WANアプライアンス等とのGRE接続でスループットを拡張する機能であり、公衆インターネット区間のレイテンシーや経路品質を改善する仕組みではありません。根本原因の解消にはなりません。
解説
Accelerated Site-to-Site VPNは、AWS Global AcceleratorのAnycasted IPアドレスと専用プライベートバックボーンネットワークを活用してVPN接続を最適化します。オンプレミス側のVPNトラフィックは最寄りのAWSエッジロケーションで終端され、そこからAWSのグローバルバックボーン(低遅延・高品質回線)を経由して目的のVPCへ転送されます。公衆インターネット上の長距離区間を最短化できるため、南米〜北米のような長距離接続でのレイテンシーとパケットロスの改善に特に効果的です。既存のVGWやBGP設定との互換性も保たれ、新しいVPN接続に切り替えるだけで有効化できます。
選択肢BのECMP構成は2本のトンネルへトラフィックを分散させてアグリゲートスループットを高められますが、公衆インターネット経路の品質劣化という根本原因に対処できず、レイテンシー300ms以上の問題は解消されません。
選択肢CのEC2上のソフトウェアVPNは、OSやアプリケーションの管理・冗長化など運用負荷が著しく増大します。公衆インターネット経路を経由することに変わりなく、レイテンシー改善効果もありません。
選択肢DのTransit Gateway ConnectはSD-WANアプライアンスとのGREトンネルによるスループット拡張が主な用途であり、公衆インターネット区間のレイテンシーや経路品質を改善する仕組みではありません。
ドメイン別正答率・予想スコアでリアルタイムに実力把握
無限ノックでSOAを徹底対策。全問AI生成のオリジナル問題。
無料で演習を始める →