SOAセキュリティとコンプライアンス
ある企業はAWS Organizationsで20のメンバーアカウントを管理しています。セキュリティチームは全アカウントのALBに同一のAWS WAFルールセット(IPブロックリスト・SQLインジェクション防御)を自動適用し、メンバーアカウントが設定を変更できないよう強制したいと考えています。新規アカウント追加時も自動的にWAFルールが適用されるよう、最小の運用負荷で実現する方法はどれか。
AマネジメントアカウントでAWS WAFウェブACLを作成し、全メンバーアカウントのALBに手動で関連付けてSCPでWAFの削除を禁止する
手動での関連付け作業が必要なため新規アカウント追加時に自動適用されず、最小運用負荷という要件を満たせない。SCPによる削除禁止は設定変更の完全防止には不十分。
BAWS Firewall Managerでセキュリティポリシーを定義し、AWS Organizations全体(または特定のOU)に自動適用して既存・新規アカウントへWAFルールを強制する
✓ 正解
AWS Firewall ManagerはOrganizations全体またはOU単位でWAFポリシーを自動配布・強制でき、新規アカウント追加時も自動適用される。メンバーアカウントによる設定変更も防止でき、最小運用負荷を実現する。
CAWS Configマネージドルールでウェブアプリファイアウォール未設定のALBを検出し、Systems Manager AutomationでWAFウェブACLを自動付与するリメディエーションを設定する
AWS ConfigとSystems Manager Automationでも自動修復は可能だが、検出から修復にタイムラグがあり、リソースタイプごとにルールを個別設定するためFirewall Managerと比較して運用負荷が高い。
DAWS Service CatalogでWAFを含むALBテンプレートを作成し、全アカウントで新規ALB作成時にそのテンプレートを使用するよう運用ルールで強制する
AWS Service Catalogはリソースのプロビジョニング標準化を支援するサービスであり、既存リソースへのWAFポリシー強制適用やメンバーアカウントの設定変更を防止する機能を持たない。
解説
AWS Firewall ManagerはAWS Organizationsと連携し、WAFポリシー・セキュリティグループ・Shield Advanced・Network Firewallルールを組織全体に一元管理するサービスです。管理者がFirewall Managerでセキュリティポリシーを定義すると、対象OUまたはアカウントのALBに自動的にWAFウェブACLが関連付けられます。Organizationsに新規アカウントが追加された際も自動的にポリシーが適用されるため、継続的なコンプライアンス維持が可能です。またメンバーアカウントは管理者のポリシーを上書きできないよう制御できます。
選択肢AのAWS WAF手動関連付けは新規アカウント追加時に自動適用されないため、最小運用負荷の要件を満たせない。
選択肢CのAWS ConfigとSystems Manager Automationの組み合わせは検出から修復までにタイムラグがあり、Firewall Managerに比べて構成・維持の運用負荷が大きい。
選択肢DのAWS Service Catalogはリソースのプロビジョニング標準化を支援するが、既存ALBへのWAFポリシー強制適用やメンバーアカウントの設定変更を防止する機能を持たない。
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