ある企業はハイブリッドクラウド環境を運用しており、オンプレミスのActive DirectoryサーバーがDNSを管理しています(ドメイン: corp.internal、DNSサーバーIP: 10.0.1.53)。Direct Connect経由でVPCと接続されています。要件は2つあります。 ①VPC内のEC2インスタンスから corp.internal のホスト名を解決できるようにする、 ②オンプレミスのサーバーからVPCのプライベートホストゾーン(app.aws.internal)を解決できるようにする。最も運用負荷が低い構成はどれですか?
正解: Route 53 Resolverでアウトバウンドエンドポイントを作成して corp.internal クエリを 10.0.1.53 に転送するフォワーディングルールを設定し、インバウンドエンドポイントを作成してオンプレミスDNSがそのIPにクエリを転送するよう設定する。 Route 53 Resolverのアウトバウンドエンドポイントとフォワーディングルールにより、VPC内から特定ドメインへのDNSクエリをオンプレミスDNSに転送できます。インバウンドエンドポイントを作成すると、オンプレミスDNSがそのエンドポイントIPにクエリを転送することでVPCのプライベートホストゾーンを解決できます。この構成はAWSフルマネージドで高可用性が確保され、運用負荷が最も低い選択肢です。【Aが誤りの理由】/etc/resolv.confの直接編集はEC2インスタンスごとに手動設定が必要で、Auto Scalingや新規インスタンス追加の際に設定漏れが発生します。DHCPオプションを上書きしない限り再起動後に設定が失われる場合もあり、管理性・スケーラビリティが著しく低い。bindの手動設定も同様に運用負荷が高く単一障害点となります。【Cが誤りの理由】EC2上でbind(DNSサーバーソフトウェア)を手動管理する方法は可用性・運用負荷・スケーラビリティの面で劣ります。障害時の手動復旧、設定ミスのリスク、スケールアウト時の複雑さがあり、フルマネージドのRoute 53 Resolverに比べ運用コストが大幅に増大します。【Dが誤りの理由】既存オンプレミスActive Directoryとの信頼関係確立にはAWS Managed Microsoft ADが必要であり、Simple ADではサポートされていません。またSimple ADはディレクトリサービス全体を構築するものでDNSフォワーディング要件に対して過剰な構成となり、構築・運用の複雑度が増します。