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ある企業は1GbpsのDirect Connect接続をプライマリ回線としてオンプレミスとVPCを接続しています。Direct Connect障害時に自動でSite-to-Site VPNにフェイルオーバーするよう構成したいと考えています。両方の接続は同一のVirtual Private Gateway(VGW)に接続され、BGP動的ルーティングを使用します。Direct Connectを優先経路にしつつ自動フェイルオーバーを実現するための最も適切な設定はどれですか?

A
VGWに静的ルートを設定してDirect Connectを優先させ、VPN接続は静的ルートのバックアップとして手動でルートテーブルを更新する運用手順を整備する
「静的ルート設定」では、手動でルートテーブルを更新する運用手順が必要であり、自動フェイルオーバーではありません。
B
Direct Connect VIFのBGP設定でAS_PATHを短くし、VPN側にAS_PATHプリペンドを設定してDirect Connectを優先させる。障害時はBGPが自動でVPNルートへ切り替える
✓ 正解
BGPではAS_PATH(ASパス長)が短いルートが優先されます。Direct Connect VIF側のAS_PATHを短くし、VPN側にAS_PATHプリペンド(同一AS番号を複数回付与してパスを長く見せる)を設定することでDirect Connectが優先経路になります。Direct Connect障害でBGPセッションが切断されると、VPNのルートが自動的に有効化されます。
C
Lambda関数でCloudWatchのDirect Connectメトリクス(ConnectionState)を5分間隔で監視し、DOWNを検出したらVPCルートテーブルをVPN向けに自動更新するスクリプトを実装する
「Lambda関数」は、ルートテーブル更新に遅延が大きく、BGPによる自動フェイルオーバーより信頼性が劣ります。
D
Route 53のヘルスチェックをDirect Connectのエンドポイントに設定し、フェイルオーバールーティングポリシーでVPN接続に切り替える
「Route 53」は、ヘルスチェックをDirect Connectのエンドポイントに設定してもVPC内のルーティングには影響を与えません。

解説

BGPではAS_PATH(ASパス長)が短いルートが優先されます。Direct Connect VIF側のAS_PATHを短くし、VPN側にAS_PATHプリペンド(同一AS番号を複数回付与してパスを長く見せる)を設定することでDirect Connectが優先経路になります。Direct Connect障害でBGPセッションが切断されると、VPNのルートが自動的に有効化されます。 選択肢Aの「静的ルート設定」では、手動でルートテーブルを更新する運用手順が必要であり、自動フェイルオーバーではありません。 選択肢Cの「Lambda関数」は、ルートテーブル更新に遅延が大きく、BGPによる自動フェイルオーバーより信頼性が劣ります。 選択肢Dの「Route 53」は、ヘルスチェックをDirect Connectのエンドポイントに設定してもVPC内のルーティングには影響を与えません。

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