SOAネットワークとコンテンツ配信
ある企業は、AWS上に10個の本番VPCを持ち、別途「セキュリティVPC」にネットワーク検査アプライアンス(IDS/IPS)を配置しています。すべての本番VPC間の通信をセキュリティVPCのアプライアンスを経由させるハブ&スポーク構成をTransit Gatewayで実装しました。しかし、トラフィックが非対称にルーティングされ、アプライアンスでのステートフル検査が失敗する問題が発生しています。最も効果的な解決策はどれですか?
A各本番VPCにNATゲートウェイを配置し、セキュリティVPCへのトラフィックを単一の送信元IPに変換する
各本番VPC に NAT ゲートウェイを配置し、セキュリティVPC へのトラフィックを単一の送信元IP に変換する方法は、本来の非対称ルーティング問題の解決にはなりません。
BTransit Gatewayのセキュリティ VPC アタッチメントで「アプライアンスモード」を有効化する
✓ 正解
Transit Gateway のアプライアンスモードを有効にすると、同一フロー(送信元 IP と宛先 IP のペア)のパケットが常に同じAZ のアタッチメントを経由するようになり、ステートフルなネットワークアプライアンスが正しく動作します。デフォルトでは TGW がフローをAZ 間で分散させるため非対称ルーティングが発生します。
CセキュリティVPCのアプライアンスインスタンスのネットワークインターフェースで送信元/宛先チェックを無効化する
セキュリティVPC のアプライアンスインスタンスのネットワークインターフェースで送信元/宛先チェックを無効化する方法は、EC2 インスタンスがルーターとして機能するための設定であり、非対称ルーティング問題の解決にはなりません。
D各本番VPCをセキュリティVPCとVPCピアリングで直接接続し、Transit Gatewayを廃止する
各本番VPC をセキュリティVPC とVPC ピアリングで直接接続し、Transit Gateway を廃止する方法は、ハブ&スポーク構成が実現できず、スケーラビリティが低下します。
解説
Transit Gatewayの非対称ルーティング問題の解決には、アプライアンスモードの設定が重要です。
選択肢Aの各本番VPCにNATゲートウェイを配置しセキュリティVPCへのトラフィックを単一の送信元IPに変換する方法は、AZをまたいだフロー分散自体を制御するものではないため、非対称ルーティング問題の根本的な解決にはなりません。
選択肢BのTransit Gatewayのアプライアンスモードを有効化すると、同一フロー(送信元IPと宛先IPのペア)のパケットが常に同じAZのアタッチメントを経由するようになり、ステートフルなネットワークアプライアンスが正しく動作します。デフォルトではTGWがフローをAZ間で分散させるため非対称ルーティングが発生します。
選択肢CのセキュリティVPCのアプライアンスインスタンスのネットワークインターフェースで送信元/宛先チェックを無効化する方法は、EC2インスタンスがルーターとして機能するための設定であり、非対称ルーティング問題の解決にはなりません。
選択肢Dの各本番VPCをセキュリティVPCとVPCピアリングで直接接続しTransit Gatewayを廃止する方法は、ハブ&スポーク構成が実現できず、VPC数が増えるにつれてピアリング数が膨大になりスケーラビリティが低下します。
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