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SOAネットワークとコンテンツ配信

ある大企業は複数のアプリケーション用 VPC を Transit Gateway で接続して運用しています。セキュリティチームから、以下の要件をすべて満たす一元的なアウトバウンドトラフィック制御の仕組みを構築するよう求められました。 ・特定の悪意のあるドメインへの通信をネットワーク層でブロックする ・Suricata 互換のシグネチャルールによる IDS/IPS 機能で通信を検査・遮断する ・各アプリケーションチームが個別にファイアウォール設定を管理しなくてよい構成にする これらをすべて満たす、最も運用負荷が低い構成はどれですか?

A
各アプリケーション VPC の NACL に既知の悪意ある IP アドレスレンジへのアウトバウンド拒否ルールを追加し、IP リストは Lambda が定期更新する構成にする
NACLはIPアドレスレンジによるステートレスフィルタリングのみ対応しており、ドメイン名によるブロックやSuricataベースのシグネチャ検査機能を持たないため、ドメインブロックとIDS/IPS検査の要件を同時に満たすことができない。
B
共有サービス VPC に AWS Network Firewall をデプロイし、Transit Gateway のルートテーブルでスポーク VPC からのアウトバウンドを Network Firewall 経由にルーティングする
✓ 正解
AWS Network FirewallはドメインリストフィルタリングとSuricata互換シグネチャによるIDS/IPS機能を提供するマネージドサービス。Transit Gateway経由の集中ルーティングで各チームの個別管理が不要な中央管理型構成を実現できる。
C
各アプリケーション VPC の ALB に AWS WAF をアタッチし、AWS マネージドルールグループとカスタム IP セットで悪意のあるリクエストをブロックする構成にする
WAFはALBやCloudFrontなどエッジリソースのHTTP/HTTPSアプリケーション層を検査するサービスであり、全VPCのアウトバウンドトラフィックをネットワーク層で一元的に検査・制御するアーキテクチャには対応していない。
D
Amazon GuardDuty を全 VPC で有効化し、脅威検出の結果を EventBridge で受け取って Lambda がセキュリティグループルールを自動更新する構成にする
GuardDutyは脅威の検出・通知サービスであり、悪意ある通信をリアルタイムでブロックする機能を持たない。EventBridge+Lambdaによる自動応答は遅延を伴い、Suricataシグネチャ検査も実装できないため要件を満たさない。

解説

AWS Network Firewall はマネージドなステートフル/ステートレスパケット検査サービスです。ドメインリストによるネットワーク層フィルタリングと、Suricata 互換シグネチャルールによる IDS/IPS 機能を標準で提供します。検査専用の共有 VPC にデプロイし、Transit Gateway のルートテーブルでスポーク VPC のトラフィックを集中ルーティングすることで、各アプリケーションチームが個別設定を持たない中央管理型アーキテクチャを実現できます。 選択肢AのNACLはIPアドレスベースのステートレスフィルタリングのみ対応しており、ドメイン名によるブロックやシグネチャ検査機能がなく要件を満たせない。 選択肢CのWAFはALB等に対してHTTP/HTTPSアプリケーション層を検査するサービスであり、全VPCのアウトバウンドトラフィックをネットワーク層で一元検査するアーキテクチャには適用できない。 選択肢DのGuardDutyは脅威を検出するサービスであり、リアルタイムでの通信遮断機能を持たない。Lambdaによるセキュリティグループ自動更新は遅延が生じるため「運用負荷が低い」という要件も満たさない。

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