無限ノック › SOA 練習問題一覧 › 問題SOA ネットワークとコンテンツ配信
グローバルなWebアプリケーションをus-east-1とap-northeast-1の2リージョンで運用している。AWS Global Acceleratorを使って通常時はus-east-1に80%・ap-northeast-1に20%のトラフィックを分散させ、us-east-1で障害が発生した場合は自動的にap-northeast-1へ100%切り替えたい。最も適切なGlobal Acceleratorの設定はどれか。
A エンドポイントグループを1つだけ作成し、us-east-1のALBとap-northeast-1のALBをそれぞれウェイト80・20で同一グループに追加する
Global Acceleratorのエンドポイントグループはリージョンごとに作成する単位です。1グループで複数リージョンをまとめることはできず、マルチリージョン構成に対応しません。
B us-east-1用エンドポイントグループ(トラフィックダイヤル:80%)とap-northeast-1用エンドポイントグループ(トラフィックダイヤル:20%)を別々に作成し、各グループにヘルスチェックを設定する
✓ 正解
各リージョンで個別にエンドポイントグループを作成し、トラフィックダイヤルで比率を制御します。ヘルスチェックで自動フェイルオーバーが実現され、要件を完全に満たします。
C us-east-1用エンドポイントグループ(トラフィックダイヤル:100%)とap-northeast-1用エンドポイントグループ(トラフィックダイヤル:0%)を作成し、us-east-1障害時はCloudWatchアラームからLambdaでダイヤルを手動変更する
障害時にLambdaで手動変更が必要になり、「自動フェイルオーバー」という要件に反します。運用負荷が増加し応答遅延のリスクがあります。
D Route 53の重み付けルーティングポリシー(ウェイト80・20)とヘルスチェックを組み合わせてGlobal Acceleratorの代替とする
DNSベースルーティングのためTTLによる伝播遅延が発生し、Global AcceleratorのAnycastによる即時切り替えや低レイテンシーの利点が得られません。
解説 正解:
us-east-1用エンドポイントグループ(トラフィックダイヤル:80%)とap-northeast-1用エンドポイントグループ(トラフィックダイヤル:20%)を別々に作成し、各グループにヘルスチェックを設定する。
Global Acceleratorのエンドポイントグループはリージョンごとに作成し、「トラフィックダイヤル」で各グループへのトラフィック比率を制御する。us-east-1グループを80%・ap-northeast-1グループを20%に設定すると通常時の要件を満たす。エンドポイントのヘルスチェックで障害を検知すると自動的にそのグループへのトラフィックを停止し残りのグループに再分配するためフェイルオーバーも自動化できる。エンドポイントグループは同一リージョン内のエンドポイントをまとめる単位なのでマルチリージョン構成では複数グループが必要であり選択肢Aは不適切。選択肢CはLambdaによる手動変更が必要で自動フェイルオーバーの要件を満たさない。選択肢DのRoute 53はDNSベースのルーティングのため、フェイルオーバー時にTTLによる伝播遅延が発生し、Global AcceleratorのAnycastネットワークによる即時切り替えや低レイテンシーの利点が得られない。
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