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SOAセキュリティとコンプライアンス

Eコマース企業が複数のALB(Application Load Balancer)でHTTPSサービスを運用しています。過去にSSL/TLS証明書の有効期限切れによる障害が発生したため、証明書の自動更新と期限切れ前の通知を実現したいと考えています。運用負荷を最小化するアプローチはどれですか?

A
商用CAから購入したワイルドカード証明書をIAM Certificate Storeにアップロードし、Lambdaで60日前に更新処理を自動実行する
商用CAから取得した証明書はACMとは異なり、有効期限前に手動でインポートし直す必要があります。Lambdaによる自動化実装は可能ですが証明書の取得・更新手続き自体は手動となり、ACMの完全自動更新と比べて運用負荷が増加します。
B
AWS Certificate Manager(ACM)でパブリック証明書を発行してALBと統合し、証明書の自動更新と期限切れ前のEventBridge+SNS通知を設定する
✓ 正解
ACMが発行するパブリック証明書はALBと直接統合でき、証明書の更新はACMが自動で行います。有効期限前にEventBridgeイベントが発行されSNSで通知できるため、証明書管理の手作業を排除しながら期限切れ障害を防止できます。
C
Let's EncryptでSSL証明書を取得し、EC2インスタンス上のcronジョブで証明書を更新してALBに定期アップロードする
Let's Encryptの証明書は90日ごとに更新が必要で、EC2 cronジョブによる更新スクリプト管理とALBへの再アップロード作業が発生します。EC2インスタンスのメンテナンスやcronジョブの監視も必要となり、運用負荷の最小化という要件に反します。
D
CloudFrontでSSL終端を行い、バックエンドのALBはHTTPで通信するよう構成を変更する
CloudFrontでのSSL終端は証明書自動化自体は可能ですが、既存のALBベースのHTTPS構成をCloudFront経由に全面変更するアーキテクチャ改修が必要です。大規模な構成変更を伴うため、運用負荷最小化の観点では不適切です。

解説

ACMが発行するパブリック証明書はALB・CloudFrontなどのAWSサービスと直接統合でき、証明書の発行・更新はACMが完全に自動管理します。有効期限の60日前にACMによる自動更新プロセスが開始され、更新に問題が生じた場合はEventBridgeがイベントを発行しSNSで管理者に通知できます。パブリック証明書の発行・更新は追加費用なしで利用でき、証明書管理の手作業を排除して運用負荷を最小化できます。 選択肢Aの商用CAから購入したワイルドカード証明書をIAM Certificate Storeにアップロードしてから、Lambdaで更新処理を自動実行する方法は、外部証明書は手動更新が必要で運用負荷が増加します。 選択肢CのLet's EncryptでSSL証明書を取得し、EC2インスタンス上のcronジョブで更新する方法は、独自の更新処理が必要で運用負荷が増加します。 選択肢DのCloudFrontでSSL終端を行い、バックエンドのALBはHTTPで通信する構成は、既存のALBベースのHTTPS構成を全面的にCloudFront経由へ移行する大規模なアーキテクチャ変更を伴うため、運用負荷の最小化という観点では適切ではありません。

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