SOAネットワークとコンテンツ配信
ある企業のHPC(High-Performance Computing:高性能コンピューティング)ワークロードは、複数のEC2インスタンス間でMPI(Message Passing Interface:並列処理通信プロトコル)を使って密に通信します。このジョブではインスタンス間のネットワークレイテンシをできる限り低くする必要があります。また、インスタンスには100Gbpsのネットワーク帯域が必要です。この要件を満たすために運用チームが採用すべきEC2の設定はどれですか?
Aスプレッドプレイスメントグループにインスタンスを配置し、Enhanced Networkingを有効にする
スプレッドプレイスメントグループはインスタンスを異なる物理ハードウェアに分散配置するため、HPCに必要な低レイテンシ・高帯域の密結合通信には適しません。
Bクラスタープレイスメントグループにインスタンスを配置し、Elastic Fabric Adapter(EFA)対応のインスタンスタイプを使用する
✓ 正解
クラスタープレイスメントグループは同一AZ内の近接ハードウェアに集約し最大100Gbpsの低レイテンシ通信を実現します。EFAのOSバイパス機能でMPI通信のレイテンシをさらに低減でき、HPCに最適です。
Cパーティションプレイスメントグループにインスタンスを配置し、Network Load Balancerで通信を分散する
パーティションプレイスメントグループは障害分離のための分散配置向けで、NLBもインスタンス間の密結合通信には不要であり、HPC要件に不向きです。
D複数のAZにインスタンスを分散して配置し、Transit Gatewayでインスタンス間ルーティングを最適化する
複数AZへの分散はAZ間の物理距離によりレイテンシが増加するため、低レイテンシが必須のHPCワークロードには最も不適切です。
解説
正解:クラスタープレイスメントグループにインスタンスを配置し、Elastic Fabric Adapter(EFA)対応のインスタンスタイプを使用する。
クラスタープレイスメントグループは、同一AZ内の物理的に近いハードウェアにインスタンスを集約配置し、インスタンス間の最低レイテンシと最大ネットワーク帯域(最大100Gbps)を実現します。さらにElastic Fabric Adapter(EFA)はOSカーネルをバイパスするOS-Bypass機能によりMPI通信のレイテンシをさらに低減するため、HPCに最適です。
選択肢Aのスプレッドプレイスメントグループは異なる物理ハードウェアに分散するためレイテンシが増加します。
選択肢Cのパーティションプレイスメントグループは分散配置向けでありHPCには不向きです。
選択肢Dの複数AZへの分散はAZ間レイテンシが発生するため最も不適切です。
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