無限ノック › SOA 練習問題一覧 › 問題SOA 信頼性とビジネス継続性
ある企業のRDS for MySQL(単一AZ配置)は、業務時間中に実行される大量のレポート用読み取りクエリでCPUが飽和し、書き込みトランザクションの遅延を引き起こしています。さらに監査要件として、AZ障害時にRTO数分以内で自動フェイルオーバーできる構成が求められています。運用チームは管理対象コンポーネントを増やさず、最小の運用負荷で読み取り負荷の分散と高可用性を同時に実現したいと考えています。最も適切な構成はどれですか。
A RDSをMulti-AZ DBクラスター配置(1台のライターと2台の読み取り可能なスタンバイ)に変更し、レポートクエリをリーダーエンドポイントに向ける
✓ 正解
Multi-AZ DBクラスターは1ライターと2つの読み取り可能なスタンバイで構成され、リーダーエンドポイントでの読み取り分散と約1分の自動フェイルオーバーを単一マネージドクラスターで両立するため、追加コンポーネントなしで全要件を満たす最適解です。
B RDSをMulti-AZ DBインスタンス配置に変更し、レポートクエリをスタンバイインスタンスに向けて読み取り負荷を分散する
Multi-AZ DBインスタンス配置のスタンバイは同期レプリカではあるものの読み取りトラフィックを受け付けられず、レポートクエリの負荷分散に利用できないため、読み取り負荷の分散要件を満たせず不適切です。
C 別AZにリードレプリカを1台追加してレポートクエリをそこに向け、プライマリ障害時はレプリカを手動でプロモートする
リードレプリカ単体は読み取り分散には有効ですが、プライマリ障害時のプロモートが手動操作となりRTO数分以内の自動フェイルオーバー要件を満たさず、高可用性の条件に反するため不適切です。
D RDSをMulti-AZ DBインスタンス配置に変更したうえで、レポート用に別途リードレプリカを追加して読み取りを分散する
Multi-AZインスタンス配置とリードレプリカを組み合わせれば要件自体は満たせますが、HA機能と読み取り分散機能を別々に管理する必要がありコンポーネントが増えるため、管理対象を増やさず最小運用負荷という条件に反します。
解説 RDSのMulti-AZ DBクラスター配置は、1台のライターと2台の読み取り可能なスタンバイ(計3インスタンス、3つのAZ)で構成され、自動フェイルオーバーと読み取りスケーリングを単一のマネージドクラスターで同時に提供します。
リーダーエンドポイントへレポートクエリを向けることで読み取り負荷をスタンバイにオフロードでき、書き込み側のCPU飽和を解消します。AZ障害時は通常1分程度で自動フェイルオーバーするためRTO要件も満たし、別途レプリカを管理する必要がないため運用負荷も最小です。
選択肢BのMulti-AZ DBインスタンス配置のスタンバイは読み取りトラフィックを受け付けられず、レポート負荷の分散には使えません。
選択肢Cのリードレプリカ単体は読み取り分散はできるものの、障害時のプロモートが手動でRTO数分以内の自動フェイルオーバー要件を満たしません。
選択肢DはMulti-AZインスタンスとリードレプリカという2つの機能を別々に管理する必要があり、コンポーネントが増えるため最小運用負荷の要件に反します。
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