ある企業はus-east-1の3つのアベイラビリティゾーン(AZ-a、AZ-b、AZ-c)にまたがるVPCを運用しています。各AZにプライベートサブネットがあり、EC2インスタンスがインターネットへアウトバウンドアクセスするためにNAT Gatewayを使用しています。現在の構成では、AZ-aのパブリックサブネットにNAT Gatewayを1つだけ配置し、すべてのAZのプライベートサブネットのルートテーブルがこの1つのNAT Gatewayを参照しています。可用性とコスト効率のバランスを最適化するための設計変更として、最も適切なものはどれですか?
NAT Gatewayは単一AZ内でのみ動作するため、AZをまたいだ冗長性を確保するにはAZごとにNAT Gatewayを配置するのがAWSのベストプラクティスです。各AZのプライベートサブネットが同一AZ内のNAT Gatewayを参照することで、①AZ障害時に他のAZのインターネット通信が継続される(高可用性)、 ②AZをまたぐデータ転送(クロスAZ転送料)が発生しない(コスト効率)という両方の効果が得られます。 選択肢Aは3つのNAT Gatewayを配置してもすべてのルートテーブルがAZ-aのNAT Gatewayを参照する構成では、AZ-a障害時に全AZのインターネット通信が失われます。さらにAZ-bとAZ-cのトラフィックがAZ-aを経由するためクロスAZデータ転送料金も発生します。 選択肢Cはスループット制限・管理負荷・可用性の面でNAT Gatewayに劣り、可用性とコスト効率の両立という要件には適しません。 選択肢Dはインターネット向けのアウトバウンドトラフィックを処理できず(VPC間やDirect Connect/VPN経由のプライベート通信向け),インターネットアクセスの要件を満たしません。