ある大企業は AWS Organizations で 50 以上の AWS アカウントを管理しており、500 名の社員が複数のアカウントにアクセスしています。現在は各アカウントに個別の IAM ユーザーを作成しており、パスワード管理・アクセス権限付与・退職者のアクセス無効化に多大な運用コストがかかっています。既存の Microsoft Active Directory(AD)を ID ソースとして活用し、最小権限の原則でアクセス管理を効率化したいと考えています。最も適切な方法はどれですか?
AWS IAM Identity Center は Organizations と統合することで全アカウントへのアクセスを単一コンソールから一元管理できます。Microsoft AD を外部 ID ソースとして設定すると既存の AD グループを活用でき、パーミッションセット(最小権限ポリシーのテンプレート)をアカウントと AD グループにアサインするだけでスケーラブルなアクセス管理が実現します。退職者対応は AD アカウント無効化のみで全アカウントのアクセスが自動的に失われるため運用負荷が大幅に軽減されます。 選択肢A(AWS Managed AD)は、EC2 のドメイン参加には有効ですが、AWS マネジメントコンソールへの SSO アクセス管理には IAM Identity Center の方が適切です。 選択肢C(個別 SAML 設定)は、50 以上のアカウントそれぞれに設定が必要で管理が複雑になり、一元管理のメリットがありません。 選択肢D(管理アカウントへの IAM ユーザー集約)は、AD 統合・自動プロビジョニング・パーミッションセットによる権限管理の機能がなく、運用負荷の根本的な解決にはなりません。