ある金融機関がAWS上でマイクロサービスアーキテクチャを運用しています。サービス間通信のセキュリティを強化するため、以下の要件を満たすソリューションを検討しています。 ・サービス間のすべての通信をmTLS(相互TLS認証:クライアント・サーバー双方で証明書を検証)で保護する ・証明書の有効期限は24時間以内に設定し、自動ローテーションを実現する ・プライベートCAの秘密鍵はFIPS 140-2認定のHSMで保護されたマネージドサービスを使用する ・CRL(証明書失効リスト)またはOCSP(オンライン証明書ステータスプロトコル)による失効管理をサポートする 最も適切なソリューションはどれか?
AWS Private CAはFIPS 140-2認定のHSMでCA秘密鍵を保護するAWSフルマネージドのプライベートCAサービス。ACMとの統合により証明書の自動発行・更新が可能で、有効期限24時間以下の短期証明書ローテーションも自動化できる。CRLのS3エクスポートとOCSPによる失効管理も標準サポートしており、すべての要件を満たす。 選択肢AのACMパブリック証明書はインターネット向けサービス用であり、内部サービス間のmTLSのクライアント証明書としては使用できない。パブリックCAがクライアント証明書を発行することはPKIの設計上不適切。 選択肢CのCloudHSM + OpenSSLカスタムCAは技術的に要件を満たせるが、CAのインストール・運用・監視をすべて自前で行う必要があり、マネージドサービスを求める要件に反する。証明書の自動ローテーションも別途実装が必要。 選択肢DのSecrets Manager + 自己署名証明書はPKIの信頼階層が構築できずサービス間の証明書検証が成立しない。CRL/OCSPによる失効管理も実装できない。