ある企業は、重要な顧客データを Amazon Aurora PostgreSQL クラスターに保存しています。セキュリティチームは、短時間に大量のログイン失敗が発生した後に成功するブルートフォース攻撃や、通常使用しない地理的IPアドレスからの管理者アカウントへのログインを自動検出したいと考えています。データベースエンジンへのエージェントインストールなしに、最小限の設定で実現できるソリューションはどれか。
Amazon GuardDuty の RDS Protection は、Amazon Aurora(MySQL/PostgreSQL)のデータベースログインアクティビティを分析し、脅威を自動検出する機能です。具体的には以下のような脅威を検出します。 ・ブルートフォース攻撃(短時間の大量ログイン失敗後の成功) ・既知の悪意のあるIPアドレスや Tor 出口ノードからのアクセス ・通常と異なるユーザーアカウントや地理的位置からのログイン成功(異常なユーザー行動) RDS Protection はデータベースエンジンへのエージェントインストールが不要で、GuardDuty コンソールまたは API から数クリックで有効化できます。Aurora の認証ログを自動的に取得・分析するため、追加インフラの構築は必要ありません。 選択肢Bの CloudWatch Logs + メトリクスフィルターは認証ログの転送先として機能しますが、既知の攻撃パターン認識や脅威インテリジェンスとの照合は行わず、ブルートフォース検出には複雑なカスタムロジックが必要です。 選択肢Cの AWS Security Hub は GuardDuty や Inspector などの検出結果を集約・正規化するプラットフォームですが、RDS セキュリティ標準チェックはリソース設定のコンプライアンス評価であり、リアルタイムのログイン脅威検出機能は持っていません。 選択肢Dの CloudTrail Data Events で記録できるのは RDS のコントロールプレーン API コール(クラスターの作成・変更など)であり、データベースエンジン内部の認証ログイン試行(データプレーン)は記録されないため要件を満たしません。