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SCS検出

ある金融機関では、独自フォーマット("ACC-[0-9]{4}-[A-Z]{2}-[0-9]{6}")の口座番号を含む機密ファイルがAmazon S3バケット全体で適切に管理されているかを継続的に監視する必要があります。この口座番号フォーマットはAmazon Macieの標準マネージドデータ識別子に含まれておらず、PCI DSSコンプライアンスの要件から誤った配置を自動的に検出する仕組みの整備が急務となっています。追加の開発・運用作業を最小限に抑えながら、カスタムパターンを継続的かつ自動的に検出できる最適な構成はどれですか?

A
AWS LambdaにS3オブジェクトを正規表現でスキャンする処理を実装し、S3イベント通知でオブジェクト作成・更新のたびにLambdaを起動してコンテンツを評価し、マッチした際はAmazon SNSでセキュリティチームへ通知する
AWS Lambdaを使ったオブジェクトごとのスキャンは技術的に実現可能だが、Lambda実行コストとS3読み取りコストが増大し、IAM権限設計も複雑になる。既存オブジェクトへの遡及スキャンには別途バッチ処理の実装が必要で、Macieと比べて運用負荷が高く、継続的検出の自動化にも追加実装を要する。
B
Amazon Macieのカスタムデータ識別子で口座番号の正規表現パターンと補足キーワードを定義し、Automated Sensitive Data Discoveryを有効化して全S3バケットを継続スキャンし、検出結果をEventBridgeおよびSecurity Hubでアラートする
✓ 正解
Amazon Macieのカスタムデータ識別子は正規表現と補足キーワードで任意の機密データパターンを定義可能。Automated Sensitive Data Discoveryは対象の全S3バケットを継続的にサンプリングスキャンし、検出結果をEventBridgeとSecurity Hubへ自動転送するため、追加開発なしでカスタムパターンの継続的自動監視が実現できる。
C
Amazon GuardDutyのS3 Protectionを有効化し、口座番号ファイルへのGetObject・DeleteObjectなどの異常なAPIコールを機械学習モデルによりCloudTrailデータイベントから継続的に検出・通知する
GuardDuty S3 Protectionは、CloudTrailデータイベントを機械学習で分析してS3への不審なアクセスパターン(異常なIPアドレスや操作の組み合わせ)を検出するサービス。S3オブジェクトのコンテンツを解析してカスタムデータパターンを識別する機能はなく、PCI DSSのデータ分類・配置確認の要件には対応していない。
D
AWS Configカスタムルールを実装してS3バケットの暗号化設定・バージョニング・パブリックアクセスブロック・オブジェクトレプリケーション設定を定期評価し、非準拠バケットをSystems Manager OpsCenter経由でセキュリティインシデントとして登録する
AWS Configカスタムルールはリソースの設定属性(暗号化・バージョニング・ACL・パブリックアクセス設定等)を評価するサービスであり、S3バケット内のオブジェクトコンテンツを読み取って正規表現パターンを検出する機能は持っていない。バケット設定の評価には有効だが、この要件には適合しない。

解説

Amazon Macieはカスタムデータ識別子機能により、正規表現と補足キーワードを組み合わせた独自の機密データパターンを定義できる。Automated Sensitive Data Discoveryを有効化すると、すべての対象S3バケットを継続的にサンプリングスキャンし、マネージドデータ識別子とカスタムデータ識別子の両方を使った機密データ検出が自動的に行われる。検出結果はEventBridgeおよびSecurity Hubに自動転送されるため、アラートや自動対応Playbookとの統合が容易であり、新規バケットや追加されたオブジェクトも継続的にカバーできる。 選択肢AのAWS Lambdaは、オブジェクトごとにLambdaを起動してS3オブジェクト全文を読み取るアーキテクチャであり機能するが、Lambda実行コスト・S3読み取りコスト・IAM権限設計の複雑性が増大し、既存オブジェクトへの遡及スキャンには別途バッチ処理が必要であるためMacieより運用負荷が高い。 選択肢CのAmazon GuardDuty S3 Protectionは、S3への不審なアクセスパターン(異常なIPや操作タイプ等)を機械学習で検出するサービスであり、S3オブジェクトのコンテンツを解析してカスタムデータパターンを識別する機能は持っていない。 選択肢DのAWS Configカスタムルールは、S3バケットの暗号化・バージョニング・パブリックアクセスブロックなどのリソース設定評価が目的であり、バケット内オブジェクトのコンテンツを解析してカスタムデータパターンを検出することはできない。

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