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SCSアイデンティティとアクセス管理

ある大企業では、200人の開発者が15の製品チームに分かれて単一のAWSアカウントでEC2インスタンスやS3バケットを管理しています。各リソースにはすべて Team=<チーム名> タグが付与されており、開発者は自分のチームのリソースのみを操作できる必要があります。また、新しいチームが追加された際にもIAMポリシーを変更することなく自動的に適用される設計が求められています。この要件を最もスケーラブルに満たすアプローチはどれか。

A
IAMパーミッションバウンダリーをチームごとに定義し、各開発者のIAMユーザーやロールにアタッチして自チーム以外のEC2やS3リソースへのアクセスを制限する
パーミッションバウンダリーはIAMユーザーやロールに付与できる最大権限の上限を設定するものであり、タグの一致に基づいて自チームリソースのみへの動的アクセス制限を実現する機能を持っていない。
B
AWS Organizationsのサービスコントロールポリシー(SCP)でチームごとのリソースアクセスを制限し、チームごとに専用のOUを作成して開発者アカウントを配置する
SCPはOrganizationやOU単位で適用するアカウントレベルのガードレールであり、同一AWSアカウント内の複数チームのリソースをタグ値で動的かつ細粒度に分離する用途には設計されていない。
C
IAMポリシーの条件に aws:PrincipalTag/Team と aws:ResourceTag/Team の値が一致する場合のみアクセスを許可するABACポリシーを全開発者に適用する
✓ 正解
aws:PrincipalTag/Teamとaws:ResourceTag/Teamが一致する場合のみアクセスを許可するABACポリシーにより、単一の共通ポリシーで全チームのリソース分離が実現できる。新チームはタグ付与だけで自動対応可能。
D
AWS IAM Identity Centerのアクセス許可セットをチームごとに15種類作成し、各チームメンバーを対応するグループに割り当ててそれぞれの許可セットを付与する
IAM Identity Centerのアクセス許可セットはチームごとに手動での作成・管理が必要で、新チームが追加されるたびに許可セットの追加という変更作業が発生し、ポリシー変更不要という要件を満たせない。

解説

ABAC(属性ベースアクセス制御)を使ったIAMポリシーでは、`aws:PrincipalTag/Team`(アクセスするユーザーのタグ値)と `aws:ResourceTag/Team`(操作対象リソースのタグ値)が一致する場合のみアクションを許可する条件を設定できます。全開発者に共通の単一ABACポリシーを適用し、各ユーザーに `Team=チーム名` タグを付与するだけで実現できます。新しいチームを追加する際はユーザーとリソースにタグを付けるだけでよく、IAMポリシー自体は変更不要なため、15チームでも200チームでも同じポリシーでスケールします。 選択肢AのIAMパーミッションバウンダリーはIAMエンティティに付与できる最大権限の上限を設定する機能であり、タグの一致に基づいて動的にリソースを分離する仕組みではないため要件を満たせない。 選択肢BのAWS Organizations SCPはOU・アカウント単位で適用するガードレールであり、単一AWSアカウント内で複数チームのリソースをタグベースで動的に分離する用途には使えない。 選択肢DのAWS IAM Identity Centerのアクセス許可セット方式ではチームが増えるたびに新しい許可セットを手動作成する必要があり、ポリシー変更不要という要件を満たせない。

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