SCSインシデント対応
ある企業のS3バケットが、誤った設定により一時的にパブリック公開され、外部から不正にオブジェクトが読み取られた可能性があります。インシデント対応として、(1)誰がいつどのオブジェクトをダウンロードしたかをオブジェクト単位で特定し、(2)同種の公開を将来防止する必要があります。バケットにはサーバアクセスログもデータイベント記録も事前に有効化されていませんでした。今後発生する同様のインシデントに備える、最も確実な検出・対応の構成はどれですか。
AS3サーバアクセスログを有効化してオブジェクトレベルのアクセスを記録し、S3 Block Public Accessをアカウントレベルで有効化する
S3サーバアクセスログはオブジェクトアクセスを記録できるがベストエフォート配信で欠落や遅延があり、フォレンジック調査に必要な完全性・確実性を担保できないため最適でない。
BCloudTrailのS3データイベントを有効化してオブジェクトレベルのAPIを記録し、S3 Block Public Accessをアカウントレベルで有効化する
✓ 正解
CloudTrailのS3データイベントはGetObject等のオブジェクトレベルAPIを確実に記録しフォレンジックを可能にし、アカウントレベルのBlock Public Accessが将来の公開を確実に防止し両要件を満たす。
CCloudTrailの管理イベントを有効化してバケットポリシー変更を記録し、AWS ConfigルールでパブリックバケットをConfigで修復する
CloudTrail管理イベントはバケットポリシー変更などコントロールプレーン操作のみ記録し、個々のオブジェクト取得(データプレーン)を記録できず、誰が何を取得したか特定できない。
DAmazon Macieで機密データを検出してアクセスを監視し、S3バケットポリシーでパブリックアクセスを明示的に拒否する
Macieは機密データの分類・検出が主目的で、どのオブジェクトを誰がいつ取得したかをオブジェクト単位で記録する監査ログ機能を持たず、調査要件(1)を満たさない。
解説
オブジェクト単位で「誰がいつどのオブジェクトを取得したか」を記録するには、CloudTrailのS3データイベント(GetObject等)の有効化が必要です。これによりオブジェクトレベルのAPI呼び出しが記録され、フォレンジック調査が可能になります。将来の公開防止には、アカウントレベルのS3 Block Public Accessが最も確実で、個別バケットのポリシー誤設定を上書きして公開を防ぎます。
選択肢AのS3サーバアクセスログはアクセス記録に使えますが、ベストエフォート配信で完全性・即時性に欠け、フォレンジックの確実性で劣ります。
選択肢Cの管理イベントはバケットポリシー変更などのコントロールプレーン操作のみを記録し、個々のオブジェクト取得(データプレーン)は記録できません。
選択肢DのMacieは機密データの分類・検出が主目的で、誰がどのオブジェクトを取得したかをオブジェクト単位で記録する監査ログ機能は提供しません。
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