SCSデータ保護
ある金融機関が規制当局の調査を受けており、調査期間中に特定のS3オブジェクトが削除・上書きされないよう保護する必要があります。調査の終了時期は不明なため、固定の保持期間(リテンション期間)を事前に設定することができません。調査完了後は、担当チームが適切な権限を持つ場合に保護を解除できるようにする必要があります。この要件を最も適切に満たすAmazon S3の機能はどれですか?
AS3 Object Lock の Governance モードでリテンション期間を90日に設定する
Governance モードは s3:BypassGovernanceRetention 権限を持つ管理者が保持期間を解除できますが、固定リテンション期間の設定が必須であり、終了時期不明の要件には対応できません。
BS3 Object Lock の Compliance モードでリテンション期間を1年に設定する
Compliance モードはリテンション期間中は root ユーザーを含む誰もオブジェクトを削除・変更・期間短縮できないため、調査終了後に担当チームが解除できるという要件を満たしません。また固定期間の設定も必要です。
CS3 Object Lock のリーガルホールド(Legal Hold)を有効にする
✓ 正解
S3 Object Lock には「リテンション(保持期間指定)」と「リーガルホールド(Legal Hold)」の2種類の保護方式があります。リーガルホールドは固定の保持期間を必要とせず、s3:PutObjectLegalHold 権限を持つユーザーがいつでも有効化・解除できます。終了時期が不明な法的調査への対応に最適です。
DS3 バージョニングと MFA Delete を組み合わせて有効にする
MFA Delete はバージョンの永久削除に MFA 認証(多要素認証)を要求する機能であり、Object Lock のような強制的な不変性(WORM: Write Once Read Many)保証ではなく、法的調査対応の保護要件として不十分です。
解説
正解:
S3 Object Lock のリーガルホールド(Legal Hold)を有効にする。
S3 Object Lock には「リテンション(保持期間指定)」と「リーガルホールド(Legal Hold)」の2種類の保護方式があります。リーガルホールドは固定の保持期間を必要とせず、s3:PutObjectLegalHold 権限を持つユーザーがいつでも有効化・解除できます。終了時期が不明な法的調査への対応に最適です。
選択肢Aは、Governance モードは s3:BypassGovernanceRetention 権限を持つ管理者が保持期間を解除できますが、固定リテンション期間の設定が必須であり、終了時期不明の要件には対応できません。
選択肢Bは、Compliance モードはリテンション期間中は root ユーザーを含む誰もオブジェクトを削除・変更・期間短縮できないため、調査終了後に担当チームが解除できるという要件を満たしません。また固定期間の設定も必要です。
選択肢Dは、MFA Delete はバージョンの永久削除に MFA 認証(多要素認証)を要求する機能であり、Object Lock のような強制的な不変性(WORM: Write Once Read Many)保証ではなく、法的調査対応の保護要件として不十分です。
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