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SCSインフラストラクチャのセキュリティ

ある企業のセキュリティチームは、EC2インスタンスのメタデータサービスを悪用したSSRF(Server-Side Request Forgery)攻撃によってIAMロールの一時的な認証情報が漏洩するリスクを特定しました。AWS Organizationsで管理する全AWSアカウントにおいて、新たに起動されるすべてのEC2インスタンスでIMDSv2(Instance Metadata Service v2)の使用を強制し、IMDSv1によるアクセスを組織全体で予防的に阻止する必要があります。最も効果的な方法はどれですか?

A
各AWSアカウントのIAMポリシーに条件を追加し、ec2:RunInstances アクションで ec2:MetadataHttpTokens が required でない場合にDenyを設定する
IAMポリシーはアカウントごとに個別設定が必要で、各アカウントの管理者が変更・削除できるため組織全体で一貫した強制を維持できない。SCPのように上位から上書き不可で全アカウントに一括適用する権限を持たず、組織規模での予防的ガードレールとして不十分。
B
AWS OrganizationsのSCP(Service Control Policy)を作成し、ec2:RunInstances アクションに ec2:MetadataHttpTokens 条件キーを使用して、IMDSv2が required でないインスタンスの起動を組織全体でDenyする
✓ 正解
SCPはAWS Organizations管理アカウントから組織全体へ適用される最上位の予防的制御であり、メンバーアカウントの管理者も上書きできない。ec2:MetadataHttpTokens条件でIMDSv1を許可するインスタンス起動を組織全体で事前に阻止できる最も効果的な手段。
C
AWS Config マネージドルール ec2-imdsv2-check を全アカウント・全リージョンに展開し、AWS Systems Manager Automation と連携して非準拠インスタンスを自動修正する
AWS Configルールは既存インスタンスの非準拠状態を検出する発見的コントロールであり、インスタンス起動を事前に阻止する予防的ガードレールではない。検出から自動修正までの時間差が存在し、その間IMDSv1インスタンスが稼働し続けるリスクがある。
D
EC2コンソールの「アカウントの属性」でIMDSv2をアカウントレベルのデフォルトに設定し、ec2:ModifyInstanceMetadataOptions で既存インスタンスにも適用する
EC2アカウント属性でのIMDSv2デフォルト設定は各リージョン・アカウントで個別設定が必要であり、多数のアカウントへの適用管理コストが高い。起動時に明示的にHttpTokens=optionalを指定すれば上書き可能なため、組織全体での強制的な阻止手段にはならない。

解説

SCP(Service Control Policy)はAWS Organizationsの予防的ガードレール機能であり、管理アカウントから組織全体のメンバーアカウントに適用される最上位の制御です。ec2:RunInstances アクションに対して ec2:MetadataHttpTokens 条件キーを使用し、値が "required" でない場合にDenyするSCPを作成することで、IMDSv1が有効なインスタンスの起動を組織内すべてのアカウント・リージョンで完全に阻止します。SCPはメンバーアカウントの管理者でも上書きできないため、最も強力な予防的ガードレールとなります。 選択肢AのIAMポリシーによるアカウント個別設定は、各アカウントの管理者がポリシーを変更・削除できるため組織全体の一貫した強制には不十分であり、SCPのような上位からの強制力を持ちません。 選択肢CのAWS Config ルールは非準拠状態の検出と事後修正(発見的コントロール)には有効ですが、インスタンス起動を事前に防ぐ予防的ガードレールではなく、検出から修正までの時間差に脆弱性が存在します。 選択肢DのEC2アカウント属性のIMDSv2デフォルト設定は各リージョン・各アカウントで個別設定が必要であり、管理コストが高く、ec2:RunInstances 時に明示的に HttpTokens=optional を指定すれば上書きできるため組織全体での強制としては不十分です。

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