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SCSアイデンティティとアクセス管理

ある製造会社はオンプレミスのデータセンターで100台のLinuxサーバーを運用しており、これらのサーバーからAWS S3にデータをアップロードする必要があります。以下のセキュリティ要件があります。 ・長期的なIAMアクセスキーをサーバーに保存しない ・会社が既に運用しているPKIインフラ(プライベート認証局)を活用する ・AWSへのアクセスには短期認証情報(一時的なクレデンシャル)を使用する これらすべての要件を満たす最適なソリューションはどれですか?

A
AWS IAM Roles Anywhereを設定し、会社のプライベート認証局をTrust Anchorとして登録する。各サーバーにX.509証明書を発行し、AWS Signing Helperを使用してSTSから一時認証情報を取得する
✓ 正解
会社のプライベートCAをTrust Anchorとして登録し、各サーバーに発行したX.509証明書でSTSから一時認証情報を取得する仕組みです。既存PKIインフラを活用でき、長期アクセスキー不要・短期認証情報使用という3つの要件をすべて満たします。
B
各サーバー用にIAMユーザーを作成してアクセスキーを発行し、AWS Secrets Managerに格納する。サーバー起動時にSecrets Manager APIを呼び出してキーを取得する
IAMアクセスキーは有効期限のない長期認証情報であり「長期的なIAMアクセスキーをサーバーに保存しない」要件を満たしません。Secrets Managerに格納しても認証情報の性質は変わらず、初回取得時の認証問題も別途解決する必要があります。
C
AWS Systems Manager Hybrid Activationsでサーバーをマネージドインスタンスとして登録し、SSM Session Manager経由でAWSリソースにアクセスする
SSM Hybrid Activationsはオンプレミスサーバーをパッチ適用・コマンド実行などの運用管理に組み込むサービスです。X.509証明書を使った短期認証情報の発行・取得を目的とした仕組みではなく、PKIインフラ活用や短期認証情報取得の要件を満たしません。
D
AWS Direct Connect経由の接続を確立し、オンプレミスサーバーにEC2インスタンスプロファイルと同等のIAMロールを割り当てる
Direct ConnectはオンプレミスとAWS間の専用ネットワーク接続を提供するサービスです。EC2インスタンスプロファイルはEC2インスタンス専用の仕組みであり、オンプレミスサーバーに付与することは技術的に不可能で、認証要件を満たせません。

解説

IAM Roles Anywhereは、オンプレミスサーバー・コンテナ・アプリケーションがX.509証明書を使用してIAMロールの一時的な認証情報を取得できるサービスです。会社のプライベートCA(またはACM Private CA)をTrust Anchorとして登録し、そのCAが発行した証明書を持つサーバーがSTSから短期認証情報(通常1時間)を取得します。 ①Trust Anchorに会社のCA証明書を登録 ②Profileを作成してIAMロールとマッピング ③各サーバーにX.509証明書を配布 ④AWS Signing Helperで一時認証情報を取得 これにより長期認証情報の保存が不要になり、既存PKIインフラをそのまま活用できます。 選択肢BのSecrets Managerを使う方法は、アクセスキー自体は長期認証情報であることに変わりなく、Secrets Manager APIへの初回アクセスに別の認証問題が発生するため根本解決にならない。 選択肢CのSystems Manager Hybrid Activationsはサーバー管理(パッチ適用・コマンド実行)のためのサービスであり、PKIインフラを活用した短期認証情報の取得とは目的が異なる。 選択肢DのDirect ConnectはネットワークレベルのAWS接続サービスであり、EC2インスタンスプロファイルをオンプレミスサーバーに付与する機能は存在しない。

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