SCSインフラストラクチャのセキュリティ
あるFinTech企業は、決済処理のためにサードパーティのSaaSプロバイダーのAPIを利用しています。SaaSプロバイダーは同じAWSリージョンの別のAWSアカウントでサービスを運用しています。
セキュリティチームは以下の要件を満たす接続方式を求めています:
・トラフィックがパブリックインターネットを経由しないこと
・SaaSプロバイダー側からこちらのVPCリソースへのアクセスが不可能であること
・両者のVPCでCIDR(IPアドレス範囲)が重複していても接続できること
・接続許可の制御はこちら側で行えること
これらの要件をすべて満たす接続アーキテクチャはどれですか?
AVPCピアリングを設定し、ルートテーブルとセキュリティグループで通信を制限する
VPCピアリングは双方向通信が可能でプロバイダー側からのアクセス遮断が困難であり、CIDRの重複にも対応できません。
BSaaSプロバイダーがNLBを使ってVPCエンドポイントサービス(AWS PrivateLink)を公開し、自社VPCにInterface VPCエンドポイントを作成して接続する
✓ 正解
AWS PrivateLinkでは、サービス提供側がNLBをバックエンドにVPCエンドポイントサービスを作成し、消費者側がInterface VPCエンドポイント(ENI)経由で接続します。トラフィックはAWSバックボーンネットワーク内に留まりインターネットを経由せず、接続は単方向(消費者→プロバイダー)のみでCIDRの重複にも対応できます。
CAWS Transit Gatewayを使って両アカウントのVPCを接続し、ルートテーブルで通信方向を制御する
Transit GatewayはVPC間の双方向ルーティングが前提であり、CIDRオーバーラップがあると適切にルーティングできません。
DAWS Direct Connectの仮想プライベートゲートウェイ経由でSite-to-Site VPNを確立し、BGPでルートを制御する
Direct Connect+VPNはオンプレミスとの接続用途であり、クロスアカウントVPC間接続には不適切です。
解説
AWS PrivateLinkでは、サービス提供側がNLBをバックエンドにVPCエンドポイントサービスを作成し、消費者側がInterface VPCエンドポイント(ENI)経由で接続します。トラフィックはAWSバックボーンネットワーク内に留まりインターネットを経由せず、接続は単方向(消費者→プロバイダー)のみでCIDRの重複にも対応できます。
選択肢AのVPCピアリングは双方向通信が可能でプロバイダー側からのアクセス遮断が困難であり、CIDRの重複にも対応できません。
選択肢CのTransit GatewayはVPC間の双方向ルーティングが前提であり、CIDRオーバーラップがあると適切にルーティングできません。
選択肢DのDirect Connect+VPNはオンプレミスとの接続用途であり、クロスアカウントVPC間接続には不適切です。
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