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SCS検出

ある製造業企業では、本番環境のEC2インスタンス(300台以上)に対して継続的なセキュリティ評価を実施したいと考えています。以下の要件があります。 - OSパッケージの既知CVEに基づく脆弱性評価とネットワーク到達性分析を継続的に実施する - 追加のセキュリティエージェントインストール作業を最小化する - 新しくデプロイされたインスタンスも自動的にスキャン対象に含める - 脆弱性情報をAWS Security Hubで一元管理する 最も適切な実装アプローチはどれですか?

A
AWS Systems Manager Patch Managerのパッチベースラインを作成し、EC2インスタンスにターゲットグループを設定してメンテナンスウィンドウで定期パッチ適用を自動化し、パッチコンプライアンス状況をSSMダッシュボードとSecurity Hubで継続管理する
Systems Manager Patch ManagerはEC2インスタンスへのパッチ適用自動化とパッチコンプライアンス状況の可視化を目的とするサービスであり、インストール済みパッケージのCVEを検出する脆弱性評価機能やネットワーク到達性分析機能は提供していない。パッチ管理と脆弱性評価は目的と機能が異なる。
B
AWS Systems Manager Inventoryを有効化してEC2インスタンスのソフトウェアインベントリを収集し、AWS ConfigカスタムルールとLambdaでNVD脆弱性データベースとの照合処理を実装してCVEを特定し、非準拠インスタンスをSecurity Hubへ自動レポートするアーキテクチャを構成する
SSM InventoryはEC2インスタンスのソフトウェア一覧収集は可能だが、そのデータをNVDと照合してCVE評価を行う仕組みをConfigカスタムルールとLambdaで自前実装する必要があり、維持コストと実装複雑性が高い。Amazon Inspectorを使えば同等以上の機能をマネージドサービスとして低い運用負荷で利用できる。
C
Amazon Inspectorを有効化する。SSM Agentが導入済みのEC2インスタンスでは追加エージェント不要でOSパッケージのCVE評価とネットワーク到達性分析を継続実行し、新規インスタンスも自動検出してSecurity Hubへ連携できる
✓ 正解
Amazon InspectorはSSM Agentを活用してOSパッケージのCVEスキャンとネットワーク到達性分析を継続実行し、追加エージェントの手動インストールは不要。新規インスタンスも自動的にスキャン対象に追加され、Security Hubとのネイティブ統合により300台規模でも運用負荷を最小化して一元管理できる。
D
Amazon GuardDutyのEC2 Malware Protectionを有効化し、EC2インスタンスのEBSボリュームスナップショットをスキャンして既知マルウェアの感染を検出し、Security Hubに検出結果を自動連携することで継続的な保護を実現する
GuardDuty EC2 Malware Protectionは、EC2インスタンスのEBSボリュームスナップショットを作成してマルウェアスキャンを実施するサービスであり、OSパッケージに含まれるCVEの評価やネットワーク設定の到達性分析は行わない。マルウェア検出と脆弱性評価はカバー範囲が根本的に異なる。

解説

Amazon Inspectorは、EC2インスタンスにSSM Agentが導入されていれば追加のエージェントなしで2種類の継続評価を実施できる。 ①OSインストール済みパッケージのCVE評価:インベントリを収集してNVDなどの脆弱性フィードと照合し、重大度付きの調査結果を生成する。 ②ネットワーク到達性分析:セキュリティグループ・NACLなどのネットワーク設定を解析して外部から到達可能なポートを検出する。 新規EC2インスタンスはSSM Agentの存在が確認されると自動的にスキャン対象に追加され、検出結果はSecurity Hubへネイティブ統合されるため追加設定なしで一元管理が可能となる。 選択肢AのAWS Systems Manager Patch Managerは、パッチ適用の自動化と適用状況管理が目的であり、CVEに基づく脆弱性の特定とネットワーク到達性の継続分析を行う機能を持っていない。 選択肢BのAWS Systems Manager Inventoryは、インストール済みソフトウェアのインベントリを収集できるが、収集データを脆弱性DBと照合してCVE評価を行う仕組みをConfig+Lambdaで自前実装する必要があり、実装・維持の複雑性とコストが高い。 選択肢DのAmazon GuardDuty EC2 Malware Protectionは、EBSスナップショットスキャンで既知マルウェア感染を検出するサービスであり、OSパッケージのCVEスキャンやネットワーク到達性分析は行わない。

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