ある企業がAWS上で本番・開発・共有サービス・ログ収集の4つのVPCを運用しており、以下の要件に基づいてVPC間のEast-Westトラフィック(VPC間通信)を集中的に検査したいと考えています。 ・VPC間のすべてのトラフィックをステートフルなDPI(Deep Packet Inspection:深層パケット検査)にかける ・検査インフラは単一の場所に集約し、管理コストを最小化する ・新しいVPCを追加する際のルーティング設定変更を最小限に抑える ・ファイアウォールを通過するフローの往復パケットが同一アベイラビリティーゾーン内で処理されるよう保証する 最も適切なアーキテクチャはどれか?
Transit Gatewayのアプライアンスモードは、同一フローの送受信パケットが必ず同一AZのネットワークアプライアンスを通過するよう保証する機能。これによりステートフルなNetwork Firewallがセッション状態を正しく追跡できる。検査専用VPCにNetwork Firewallを集約することで、VPCが増えてもTransit Gatewayのルートテーブルに検査VPCへの経路を追加するだけで済み、管理コストを最小化できる。 選択肢Aの各VPC個別のNetwork Firewallは、VPC数の増加に比例してコストと管理オーバーヘッドが増大する。またVPCピアリングはフルメッシュ接続が必要でルートテーブル管理が複雑になる。 選択肢CのTransit Gateway + Global AcceleratorはVPC間East-Westトラフィックの検査アーキテクチャとして設計されていない。Global AcceleratorはインターネットからAWSへのアクセス最適化サービスであり、VPC内部の通信経路には使用しない。 選択肢DのPrivateLinkはサービスプロバイダー/コンシューマーモデルで特定サービスへのプライベート接続を提供するものであり、任意のVPC間通信を汎用的にルーティングして検査する用途には適していない。