SCSアイデンティティとアクセス管理
あるスタートアップ企業がAWS Organizationsで5つのAWSアカウントを管理しています。セキュリティ担当者は、以下の要件を満たす構成を検討しています。
・S3バケット・KMSキー・IAMロールなど複数のリソースタイプについて、組織外のAWSアカウントやインターネットからアクセス可能なリソースを継続的に検出する
・新たに外部アクセスが許可された設定が作成された場合は自動でアラートを受け取る
最も適切な構成はどれですか?
AAmazon Macieをすべてのアカウントで有効化し、S3バケットの機密データ検出結果をSecurity Hubに集約する。EventBridgeで重大度の高い検出結果に対して自動アラートをSNSに送信する。
Amazon Macieは機密データ(PII・クレジットカード番号・個人情報等)の検出・分類に特化したサービスであり、S3以外のリソースタイプ(KMSキー・IAMロール等)の外部アクセス許可設定を継続的に検出する機能は備えていない。
BAWS Configのマネージドルールをすべてのアカウントで有効化しAggregatorで集約する。`s3-bucket-public-read-prohibited`などのルールでS3バケットの外部公開設定を検出してSNSで通知する。
AWS Configのマネージドルールは特定のリソース設定を評価できるが、S3・KMS・IAMロールなど複数タイプの外部アクセスを一元的に検出するには多数のカスタムルール開発が必要になり、IAM Access Analyzerと比べて網羅性と運用効率が劣る。
CIAM Access Analyzerをマネージメントアカウントで組織全体を信頼ゾーンとして有効化する。S3・KMSキー・IAMロール等の外部アクセスをEventBridgeルール経由でSNSに転送し、継続的にアラートを受け取る。
✓ 正解
IAM Access Analyzerは組織全体を信頼ゾーンとして設定することで、S3・KMSキー・IAMロール・Lambda・SQS等の外部アクセスをマルチアカウントで継続検出できる。EventBridgeで新規Findingを即座にSNSに通知でき、要件をすべて満たす最適な構成。
DAmazon GuardDutyをすべてのアカウントで有効化してS3保護機能を有効にし、委任管理者機能で組織全体の検出結果を管理アカウントに集約してEventBridgeでSNSに通知する。
Amazon GuardDutyは機械学習と脅威インテリジェンスによる不審なAPI呼び出しや侵害されたIAM認証情報などの脅威検出に特化しており、リソースポリシーを静的に分析して外部アクセス設定ミスを継続検出する用途には適していない。
解説
IAM Access Analyzerは、リソースベースのポリシー(S3バケットポリシー・IAMロールの信頼ポリシー・KMSキーポリシー・Lambda関数ポリシー・SQSキューポリシー・Secrets Managerシークレットポリシー等)を継続的に分析し、「信頼ゾーン」の外から到達可能なリソースを特定するサービスです。
信頼ゾーンをAWS Organization全体に設定することで、5つのアカウント全体にわたる外部アクセスを単一のアナライザーで検出できます。ポリシーが変更されて外部アクセスが新たに付与されると即座に新しいFinding(検出結果)が生成され、EventBridgeルールを通じてSNSへの自動通知が可能です。
選択肢AのAmazon Macieは機密データ(PII・財務情報等)の発見と分類に特化しており、KMSキーやIAMロールなどリソースポリシーの外部アクセス許可を検出する機能は持たない。
選択肢BのAWS Configのマネージドルールは特定の設定パターンをチェックするが、S3・KMS・IAMロールなど複数リソースタイプの外部アクセスを網羅するには多数のルール整備が必要でIAM Access Analyzerほど包括的ではない。
選択肢DのAmazon GuardDutyは脅威インテリジェンスと異常動作の検出に特化しており、リソースポリシーを静的に分析して外部アクセスの設定ミスを継続検出する用途には設計されていない。
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