ある企業のセキュリティオペレーションチームは、AWSがインフラストラクチャ側で検知した公式セキュリティ通知を受信し、インシデント対応を自動化する仕組みを構築します。対象の通知には以下が含まれます。 - EC2インスタンスが外部へのDDoS攻撃に加担しているとAWSが検知した際のアビューズ通知 - IAM認証情報が外部で露出していることをAWSが検知した際の通知 以下の要件をすべて満たすアーキテクチャを構築する必要があります。 - 通知をリアルタイムで受信すること - 通知受信後30分以内に封じ込めアクションを自動実行すること - 社内のITSMシステムへチケットを自動登録すること この要件に最も合致するアーキテクチャはどれですか?
AWS Health はAWSインフラストラクチャ側から能動的に発信される公式通知(EC2アビューズ検知・IAM認証情報露出・DDoS加担検知等)を受信するサービスであり、Amazon EventBridge との統合によりこれらのイベントをリアルタイムでルーティングできます。「AWS_RISK_CREDENTIALS_EXPOSED」「AWS_EC2_ABUSE_NETWORK_DDOS」等のイベントタイプを EventBridge ルールの条件に指定することで、イベント発生直後に Systems Manager Automation による封じ込め(IAMキー無効化・セキュリティグループ変更等)と ITSM Webhook を自動実行できます。 選択肢AのAmazon GuardDutyは、CloudTrail・VPC Flow Logs・DNSログ等を分析してアカウント内の異常な振る舞いを検出する脅威検出サービスです。IAM認証情報の不正使用を行動から推測することは可能ですが、AWSインフラ側から発信されるアビューズ通知や公式の認証情報露出通知を受信するチャネルではなく、Health イベントの代替にはなりません。 選択肢BのAWS Trusted Advisorは、コスト最適化・セキュリティベストプラクティス(MFA未設定・過剰な権限等)の定期チェックを提供するサービスであり、EC2アビューズ通知や認証情報露出インシデントのリアルタイム通知機能は持ちません。定期的なベストプラクティス評価には有効ですが、インシデント通知の用途には不適切です。 選択肢DのLambda定期ポーリングは、EventBridgeネイティブ統合と比較して最大5分の遅延が生じるアンチパターンです。承認ステップが加わると封じ込めまでの時間がさらに延び、「30分以内の自動封じ込め」という要件に対して設計上のリスクが残ります。