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SCSセキュリティの基盤とガバナンス

ある企業のネットワークチームが、共有サービスアカウントで作成したAWS Transit Gatewayを、AWS Organizations配下の60以上のメンバーアカウントと共有したいと考えています。今後組織に追加される新規アカウントにも自動的に共有が反映され、各アカウントへの手動設定を最小化することが要件です。最も適切なアプローチはどれですか?

A
AWS Resource Access Managerで組織全体を対象にTransit Gatewayの共有設定を行い、新規メンバーアカウントにも自動で共有が反映されるようにする
✓ 正解
AWS Resource Access ManagerはOrganizationsと統合されており、組織全体へのTransit Gateway共有を一度設定するだけで新規追加アカウントにも自動反映される。手動設定ゼロでスケーラブルな共有を実現できる最適な方法。
B
各メンバーアカウントにTransit Gatewayアタッチメント権限を付与するIAMロールを作成し、共有サービスアカウントからクロスアカウントで一括管理する
IAMロールによるクロスアカウント管理はTransit Gateway共有の適切な手段ではなく、60以上のアカウントへの個別ロール作成が必要で運用コストが増大し、新規アカウントへの自動共有反映も実現できない。
C
VPCピアリングを共有サービスアカウントと各メンバーアカウント間に個別構築し、ルーティングテーブルを用いてTransit Gatewayと同等のネットワーク経路を実現する
VPCピアリングはTransit Gatewayに代わるネットワーク接続手段だが、60以上のアカウントに個別ピアリングを構築することはスケーラブルでなく、推移的ルーティングも不可能のためアーキテクチャ要件に合わない。
D
AWS CloudFormation StackSetsでTransit Gatewayアタッチメント設定を全アカウントに自動展開し、SCPでTransit Gatewayへの接続ポリシーを組織全体に適用する
CloudFormation StackSetsはアタッチメント設定の展開には使えるが、Transit Gateway本体を他アカウントと共有するにはRAMが必要であり、SCPによる接続強制はリソース共有メカニズムとして不適切で要件を満たさない。

解説

AWS Resource Access Manager(RAM)は、AWSリソースをAWS Organizationsの組織・OU・個別アカウントと安全に共有するためのサービスです。 RAMでTransit Gatewayを「組織全体」に共有するよう設定すると、既存の60以上のアカウントはもちろん、今後組織に追加される新規アカウントにも自動的にTransit Gatewayへのアクセスが付与されます。これにより、アカウントごとの手動設定を完全に排除できます。Transit Gatewayのほか、VPCサブネット、Route 53 Resolverルール、License Manager設定なども同様にRAMで共有できます。 選択肢BのIAMロールによるクロスアカウント管理はTransit Gateway共有の適切な手段ではなく、60以上のアカウントに対して個別にロールを作成・管理するコストが増大し、新規アカウントへの自動共有も実現できないため要件を満たしません。 選択肢CのVPCピアリングはTransit Gatewayを使わない代替ネットワーク接続手段ですが、60以上のアカウントに対して個別ピアリング接続を設定することはスケーラブルでなく、推移的ルーティングも不可能のためアーキテクチャ要件を満たしません。 選択肢DのCloudFormation StackSetsはTransit Gatewayアタッチメントの展開には活用できますが、Transit Gateway本体のリソース所有権の共有にはRAMが必要であり、SCPによる接続強制はリソース共有メカニズムとして適切ではありません。

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