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SCSデータ保護

あるフィンテック企業が、Amazon VPC のプライベートサブネット(NAT ゲートウェイなし・インターネットアクセスなし)で動作するアプリケーションで AWS Secrets Manager を使用し、Amazon RDS PostgreSQL の認証情報を管理しています。セキュリティエンジニアが自動ローテーション(30日間隔)を有効化したところ、最初のローテーション試行がタイムアウトエラーで失敗しました。最も可能性の高い原因と対処法はどれですか?

A
ローテーション Lambda 実行ロールに secretsmanager:RotateSecret 権限が不足している。Lambda 実行ロールにこの権限を追加すれば解決する。
secretsmanager:RotateSecretはAWSサービス内部が使用する権限であり、Lambda実行ロールには通常不要である。エラーがタイムアウトである点から権限不足(アクセス拒否エラー)ではなくネットワーク到達不能が原因であることは明らかであり、この診断は誤りである。
B
ローテーション Lambda がプライベートサブネット内で動作しており、Secrets Manager エンドポイントおよび RDS インスタンスへの通信経路がない。Secrets Manager 用の VPC インターフェースエンドポイントを作成し、Lambda のセキュリティグループから RDS への通信を許可する。
✓ 正解
NATゲートウェイのないプライベートサブネットではインターネット経由でのSecrets Managerへの通信ができない。ローテーションLambdaはSecrets ManagerのAPIとRDSの両方に接続する必要があるため、VPCインターフェースエンドポイントの作成とセキュリティグループ設定が解決策となる。
C
Secrets Manager の自動ローテーションは RDS PostgreSQL をサポートしていない。MySQL および Aurora のみ対応しているため、EventBridge と Lambda を組み合わせたカスタムローテーションに移行する必要がある。
AWS Secrets ManagerはRDS PostgreSQLの自動ローテーションをネイティブサポートしている。MySQLおよびAuroraのみサポートという説明は事実に反しており、PostgreSQLを理由にカスタム実装へ移行する必要はない。
D
ローテーション間隔の 30 日は Secrets Manager の最大許容ローテーション期間(7 日)を超えている。ローテーション間隔を 7 日以内に短縮する。
Secrets Managerの自動ローテーション間隔は1日から365日の範囲で任意に設定できる。「最大7日」という制限は存在せず、30日は完全に有効な設定値であり、これがタイムアウトエラーの原因になることはない。

解説

AWS Secrets Manager の自動ローテーションでは、Lambda 関数が次の 4 フェーズで動作する。 ①CREATESECRET(新しい認証情報の生成) ②SETPASSWORD(データベースへの新認証情報の設定) ③TESTPASSWORD(接続テスト) ④FINALIZESECRET(シークレット値の確定) すべてのフェーズで Lambda は Secrets Manager のエンドポイントに接続する必要がある。インターネットアクセスのないプライベートサブネットでは VPC インターフェースエンドポイント(AWS PrivateLink)がなければ HTTPS 通信が届かず、タイムアウトが発生する。作成すべきエンドポイントは com.amazonaws.[region].secretsmanager であり、Lambda から RDS へのセキュリティグループ許可も合わせて必要である。 選択肢AのLambda実行ロール権限は、ローテーション失敗の原因として誤りである。secretsmanager:RotateSecret は Secrets Manager サービス側が使用する権限であり Lambda 実行ロールには不要である。Lambda 側に必要なのは secretsmanager:GetSecretValue・secretsmanager:PutSecretValue 等であり、エラーがタイムアウトである点からも権限不足ではない。 選択肢CのRDS PostgreSQLサポートについては、Secrets Manager は PostgreSQL を含む多くのデータベースエンジンの自動ローテーションをネイティブサポートしている。 選択肢DのSecretsManagerローテーション間隔は 1〜365 日の範囲で設定可能であり「最大 7 日」という制限は存在しない。30 日は有効な値である。

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