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SCSアイデンティティとアクセス管理

ある企業は外部IdP(OIDC/SAML)と統合した IAM Identity Center を利用し、複数の AWS アカウントで数百人のエンジニアを管理しています。要件は次の通りです。 ①エンジニアは自分の所属部門タグが付いた EC2 インスタンスのみ操作できる、 ②部門は外部IdPの「department」属性で決まり頻繁に増減する、 ③部門追加のたびに新しいポリシーや許可セットを作成する運用は避ける。最小の運用負荷でこの最小権限を実現する構成はどれですか。

A
IAM Identity Center の属性ベースのアクセスコントロール(ABAC)を有効化し、外部IdPの department 属性をセッションタグとしてマッピングする。許可セットのポリシーで aws:PrincipalTag/department と EC2 の aws:ResourceTag/department が一致する場合のみ許可する条件を使用する
✓ 正解
ABAC でIdPの department をセッションタグ化し aws:PrincipalTag として渡せば、1つのポリシーで PrincipalTag と既存EC2の ResourceTag を突合でき、部門増減時もポリシー改修が不要で運用負荷が最小になる。
B
IAM Identity Center の属性ベースのアクセスコントロール(ABAC)を有効化し、department 属性をセッションタグにマッピングする。許可セットのポリシーで aws:PrincipalTag/department と aws:RequestTag/department が一致する場合のみ EC2 操作を許可する条件を使用する
条件キーの選択が誤り。aws:RequestTag はタグ付与リクエスト時のみ評価される値で、既存のEC2インスタンスへのアクセス可否判定には使えず、要件の操作制御が成立しない。
C
部門ごとに許可セットを作成し、各許可セットのポリシーで対象部門の aws:ResourceTag/department 値をハードコードする。新しい部門が増えるたびに対応する許可セットを作成してグループに割り当てる
部門ごとに許可セットとハードコードしたポリシーを作る方式は、部門が増えるたびに作成・割り当て作業が発生し、要件③のポリシー増産回避に明確に反するため不適切。
D
各エンジニアのIAMユーザーに department タグを付与し、インラインポリシーで aws:PrincipalTag/department と aws:ResourceTag/department を比較する条件を設定して EC2 操作を制御する
IAMユーザー前提の構成であり、IAM Identity Center と外部IdPによるフェデレーション管理という前提に矛盾し、数百人分のユーザー・タグ管理という運用負荷も発生する。

解説

IAM Identity Center の ABAC(属性ベースのアクセスコントロール)を使うと、外部IdPのユーザー属性(department)をフェデレーション時にセッションタグとして渡し、aws:PrincipalTag として参照できます。 許可セットのポリシーを「aws:PrincipalTag/department と既存リソースの aws:ResourceTag/department が一致する場合のみ許可」と書けば、ポリシーは1つで済み、部門が増えても属性値が増えるだけでポリシー改修が不要です。これが運用負荷最小かつ最小権限を満たす唯一の構成です。 選択肢Bの構成は条件キーが誤りで、aws:RequestTag はタグ作成・付与リクエスト時にしか評価されず、既存リソースへのアクセス制御には使えないため EC2 の操作制御が機能しません。 選択肢Cの構成は部門追加のたびに許可セットとポリシーを増産する必要があり、要件③(運用回避)に反します。 選択肢Dの構成はフェデレーションユーザーではなくIAMユーザーを前提としており、数百人分のユーザー管理が発生し IAM Identity Center 統合の前提とも矛盾します。

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