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SAPワークロードの移行とモダン化の加速

グローバルメディア企業が、オンプレミスのコンテンツ配信プラットフォームをAWSへ移行しようとしています。現在の環境は以下の通りです。 【現在の環境】 ・Linuxアプリケーションサーバー 80台(Python/DjangoベースのCMS) ・Oracle Database 11g インスタンス 5台(合計データ量 8TB) ・マスター動画ファイルを格納するNASアレイ 500TB ・ネットワーク: インターネット回線 1Gbps のみ(10Gbps Direct Connect は申し込み中、開通まで8週間の予定) ・AWSインフラはまだ存在しない 【移行要件】 ・Oracle Database → Amazon Aurora PostgreSQL(PCI-DSS準拠が必須) ・動画ファイル(500TB)→ Amazon S3(既存ディレクトリ構造を保持) ・アプリケーションサーバー → Amazon EC2(最小限のリファクタリング) ・移行期間: 4ヶ月以内 ・カットオーバー時のダウンタイム: 4時間以内 ・移行状況の一元管理ダッシュボードが必要 ・移行中のデータは常に暗号化すること これらの要件をすべて満たす移行アプローチはどれですか?

A
AWS Snowball Edge(Storage Optimized)を複数台使用して500TBのNASデータをAmazon S3へ転送する。Direct Connect開通まではSite-to-Site VPN(1Gbps回線使用)を構成し、AWS Application Migration Service(MGN)によるブロックレベルの継続レプリケーションでアプリケーションサーバーをEC2へ移行する。AWS Database Migration Service(DMS)とSchema Conversion Tool(SCT)を組み合わせ、Oracle→Aurora PostgreSQLのスキーマ変換と継続レプリケーション(CDC: Change Data Capture)を行い、カットオーバー直前まで差分同期を維持することで4時間以内のカットオーバーを実現する。すべての移行タスクをAWS Migration Hubに登録し、MGNおよびDMSと連携させて一元的に進捗を管理する。
✓ 正解
500TBを1Gbps回線でDataSync転送すると100%使用率でも約46日かかり、本番トラフィックとの共存を考慮すれば3ヶ月超になります。Snowball Edgeによる物理転送が唯一の現実的手段です。
B
AWS DataSyncをSite-to-Site VPN経由(1Gbps回線使用)でオンプレミスのNAS(500TB)からAmazon S3へのデータ転送に使用する。AWS Application Migration Service(MGN)でアプリケーションサーバーを継続レプリケーションしてEC2へ移行する。AWS DMS+SCTでOracle→Aurora PostgreSQLのスキーマ変換と継続レプリケーションを行う。AWS Migration Hubで移行状況を一元管理する。
DataSync転送の時間見積もりが現実的ではありません。
C
AWS Snowball Edgeで500TBのNASデータをS3へ転送する。廃止済みのAWS Server Migration Service(SMS)を使用してLinuxアプリケーションサーバーをEC2へ移行する。AWS Schema Conversion Tool(SCT)でOracleスキーマを変換し、pg_dumpコマンドでデータをエクスポートしてAurora PostgreSQLへロードする。AWS CloudTrailで移行の監査ログを取得して進捗を管理する。
SMSは廃止済みでMGNが正式後継です。pg_dump単体ではCDCが不可能で4時間カットオーバーを満たせません。
D
AWS DataSyncをSite-to-Site VPN経由でNAS(500TB)→S3転送に使用する。AWS Application Migration Service(MGN)でアプリケーションサーバーをEC2へ移行する。まずAmazon RDS for Oracle(BYOL)を中間ステージとして構築し、Oracle GoldenGateでオンプレミスOracleからRDS for Oracleへレプリケーションしたのち、AWS DMS でRDS for Oracle→Aurora PostgreSQLへ移行する。AWS Migration Hubで移行状況を一元管理する。
RDS for OracleのBYOL中間構築はコスト・複雑性が増大し不要です。

解説

選択肢Aは全要件を満たすアプローチです。500TBを1Gbps回線でDataSync転送すると100%使用率でも約46日かかり、本番トラフィックとの共存を考慮すれば3ヶ月超になります。Snowball Edgeによる物理転送が唯一の現実的手段です。MGNで継続レプリケーション、DMS+SCTのCDC(Change Data Capture)でカットオーバーを4時間以内に抑え、Migration Hubで一元管理することで全要件を満たします。 選択肢Bは500TBのNASデータをDataSync(VPN経由・1Gbps回線)で転送しようとしていますが、時間的に現実的ではなく4ヶ月以内の移行要件を満たせません。 選択肢CはAWS SMS(Server Migration Service)が廃止済みであり、MGNが正式後継です。pg_dump単体ではCDCが不可能なため、4時間以内のカットオーバーを実現できません。 選択肢DはRDS for Oracle(BYOL)の中間ステージ構築が不要なコストと複雑性を生みます。DMS+SCTで直接Aurora PostgreSQLへ移行する選択肢Aのほうがシンプルで要件を満たします。

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