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SAP既存のソリューションの継続的改善

SaaS 企業が本番環境の可用性向上を検討しています。現在の構成は us-east-1 のシングルリージョンで稼動しており、過去 12 ヶ月間で 3 回の重大インシデントが発生しました(RTO 4 時間、RPO 1 時間の SLA に対して、最長 6 時間のダウンタイムが発生)。アーキテクチャは以下の通りです。 ①ALB → ECS Fargate(10 タスク、Auto Scaling 5-30)。 ②Aurora MySQL クラスター(プライマリ 1、リーダー 2)。 ③ElastiCache Redis(クラスターモード有効、3 シャード)。 ④SQS キューを使用した非同期ジョブ処理。 ⑤S3 に保存された静的アセット(CloudFront 経由)。新しい SLA は RTO 30 分・RPO 5 分です。コストと複雑さのバランスを考慮した最適なマルチリージョン DR 戦略はどれですか?

A
Active-Passive 構成でセカンダリリージョン(us-west-2)を構築する。Aurora グローバルデータベースで RPO 1 秒以下を実現し、セカンダリリージョンの ECS は最小タスク数(2 タスク)で常時稼動させる。Route 53 ARC(Application Recovery Controller)の準備完了チェックを使用し、フェイルオーバー時に自動的にトラフィックを切り替える。Redis は ElastiCache グローバルデータストアでレプリケーションする。
✓ 正解
RTO 30分・RPO 5分要件にはWarm Standby(Active-Passive)がコスト効率的です。Aurora グローバルデータベース、Route 53 ARC、ElastiCache グローバルデータストアで要件を満たし、セカンダリリージョン最小タスク数の常時稼動でフェイルオーバーを高速化します。
B
Active-Active 構成で us-east-1 と us-west-2 の両リージョンで同時にトラフィックを処理する。Aurora グローバルデータベースで書き込みフォワーディングを有効化し、セカンダリリージョンからの書き込みをプライマリリージョンに転送する。Route 53 レイテンシーベースルーティングで各リージョンにトラフィックを分散し、DynamoDB グローバルテーブルをセッション管理に使用する。ECS タスク定義をリージョンごとに管理し、両リージョンで同規模のキャパシティを常時稼働させる。
Active-Active構成は高可用性を提供しますが、両リージョンへの同規模キャパシティ常時稼働が必要でコストがWarm Standbyより大幅に高くなります。Aurora書き込みフォワーディングの設定やリージョン間でのデータ整合性管理など運用複雑性も増大し、コストと複雑さのバランスが崩れます。
C
バックアップ & リストア戦略を高度化し、Aurora の継続的バックアップ(PITR)と毎時の S3 スナップショットエクスポートを組み合わせる。RTO 30 分を達成するために、CloudFormation テンプレートを事前作成し、障害時に自動展開するスクリプトを準備する。RPO 5 分は Aurora PITR の 5 分間隔スナップショットで対応する。
CloudFormationデプロイとデータリストア時間がRTO 30分の達成を困難にします。事前デプロイが必須です。
D
Aurora グローバルデータベース(セカンダリリージョン:us-west-2)を構成し、RPO を 1 秒以下に抑える。ECS Fargate のタスク定義とサービスをセカンダリリージョンに事前作成し、最小キャパシティ(0 タスク)で待機させる。Route 53 フェイルオーバールーティングでヘルスチェックに基づき自動的にセカンダリへ切り替える。ElastiCache Redis はセカンダリリージョンで独立したクラスターを起動時に構築する。
ECSタスク0からの起動はタスク起動・ヘルスチェック・ウォームアップ時間加算によりRTO 30分超過リスクがあります。

解説

RTO 30分・RPO 5分の要件にはWarm Standby(Active-Passive)がコスト・複雑さの最適バランスです。Aurora グローバルデータベースは通常1秒以下のRPOを提供し、セカンダリリージョン昇格は数分以内に完了します。Route 53 ARC(Application Recovery Controller)の準備完了チェックはDNSフェイルオーバー前に実際の稼動準備を確認し、不完全なフェイルオーバーを防ぎます。ElastiCache グローバルデータストアでセッション状態がクロスリージョンでレプリケーションされ、フェイルオーバー後もセッションが維持されます。 Active-Active構成は高可用性を提供しますが、コストと運用複雑性がWarm Standbyより大幅に高くなります。 CloudFormationデプロイとデータリストアに要する時間からRTO 30分の達成は困難です。 ECSタスク0からの起動は、タスク起動・ヘルスチェック通過・ウォームアップ時間が加算されRTO 30分を超過するリスクがあります。

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