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SAPワークロードの移行とモダン化の加速

あるEコマース企業は、自己管理型のMongoDB 5.0クラスターをEC2上で運用しており、商品カタログとセッションデータ(約3TB)を保持している。運用負荷の増大とスケーリングの限界から、Amazon DocumentDB(MongoDB互換)へ移行してマネージド化したい。移行要件として、ビジネス影響を最小化するためカットオーバー時のダウンタイムを数分以内に抑え、移行期間中も本番の書き込みを継続する必要がある。またアプリケーションは接続文字列の変更以外の改修を避けたい。最適な移行方式はどれか。

A
AWS DMSでフルロードと変更データキャプチャ(CDC)タスクを構成し、MongoDBをソース、Amazon DocumentDBをターゲットに継続レプリケーションを行い、追随完了後にアプリの接続先を切替える。
✓ 正解
DMSはフルロード後にCDCで変更を継続反映するため、移行中も本番書き込みを止めずに済み、追随完了後の切替でダウンタイムを数分に抑えられる。MongoDBソース・DocumentDBターゲットに対応し、接続文字列の変更のみで移行できる。
B
mongodump/mongorestoreでスナップショットを取得してDocumentDBへ復元し、復元が完了するまでソースを読み取り専用に切り替え、完了後にアプリケーションの接続先をDocumentDBへ変更する。
mongorestore方式は復元中ソースを読み取り専用にする必要があり、3TBの復元には長時間を要してダウンタイム要件(数分)を満たせない。移行中の書き込み継続という要件にも反する。
C
AWS DataSyncでMongoDBのデータファイルをEC2からS3へ転送し、DocumentDBのS3インポート機能で一括ロードしてからアプリケーションの接続先を切り替える。
DataSyncはファイル・オブジェクト転送サービスでDBの論理データを整合的に移行できず、DocumentDBにはS3データファイルからの直接インポート機能も存在しないため、この方式は成立しない。
D
DocumentDB Elastic Clustersを新規作成し、MongoDB Atlas Live Migrationサービスで双方向のレプリケーションを確立したうえで、段階的にアプリの接続先を切り替える。
MongoDB Atlas Live MigrationはMongoDB Atlas向けのサービスで、自己管理MongoDBからDocumentDBへの移行には利用できない。Elastic Clustersはシャーディング用途であり本要件とは無関係。

解説

AWS DMSはフルロードで既存データを移行した後、変更データキャプチャ(CDC)で移行期間中の変更を継続的にターゲットへ反映できる。MongoDBをソース、Amazon DocumentDBをターゲットに設定でき、本番の書き込みを止めずに同期を維持し、追随が完了した時点で接続先を切り替えることでダウンタイムを数分に抑えられる。アプリはドライバ互換のため接続文字列変更のみで対応できる。 選択肢1のmongodump/mongorestoreは復元中にソースを読み取り専用にする必要があり、書き込み継続とダウンタイム最小化の要件を満たせない。 選択肢2のAWS DataSyncはファイル転送用でDBの論理移行に不適で、DocumentDBにS3データファイルの直接インポート機能もない。 選択肢3のMongoDB Atlas Live MigrationはAtlas専用サービスで自己管理MongoDBには使えない。

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