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SAP組織の複雑さに対応する設計

グローバルな金融サービス企業が、規制要件に基づいてAWSアカウントの完全な監査証跡と変更管理プロセスを実装しようとしています。要件として、①すべてのAWSリソースの設定変更を記録し、変更前後の状態を比較できる、 ②承認されていない変更が発生した場合は自動的に以前の状態に戻す(特定のクリティカルリソース:IAMポリシー、セキュリティグループ、KMSキーポリシー)、 ③変更管理の承認プロセス(ITSM:IT Service Management連携)を経ずに行われたインフラ変更を検出する、 ④コンプライアンスレポートを月次で自動生成してS3に保存する。これらすべてを実装する最も包括的なソリューションはどれですか?

A
AWS ConfigとCloudTrailを組み合わせて構成変更を記録する。Config Rulesでクリティカルリソースの変更を検出し、Systems Manager Automation RunbookをConfig Remediation Actionとして設定して自動ロールバックを実装する。変更管理との統合にはEventBridgeでServiceNow等のITSMにWebhookを送信する。月次レポートはConfig Aggregatorのデータを元にAthenaでクエリしてS3に保存する。
Athenaクエリによるレポート生成がConfig Aggregatorの直接出力より複雑であり不要な手順を増やします。
B
CloudTrailはログ記録のみで変更前後の比較はできないため、AWS Configのリソース設定履歴を使用して変更前後の設定を比較する。承認プロセスとの統合はService Catalogのプロビジョニング承認ワークフローを使用し、Service Catalog外での変更をConfig Rulesで検出してSNS通知する。自動ロールバックはCloudFormation Drift DetectionとLambdaの組み合わせで実装する。
Service Catalogが既存インフラへの直接変更を検出できず、CloudFormation Drift DetectionはすべてのAWSリソースをカバーしないため包括性に欠けます。
C
AWS Config Configuration Recorderを全アカウントで有効化してリソース設定履歴を取得する。クリティカルリソースの変更検出にはConfig Rulesを使用し、Remediation Actionとして特定リソースを元の設定に戻すSystems Manager Automationドキュメントを実行する。承認なし変更の検出はCloudTrailのAPI呼び出しとITSMのChange Order IDをCorrelateするLambda関数をEventBridgeで実行する。月次レポートはConfig Aggregatorを使用してOrganizations全体のコンプライアンス状況を集約しS3に定期出力する。
✓ 正解
AWS ConfigはAWSリソースの設定履歴を継続的に記録し、変更前後のスナップショットを保持するサービスです。Config Rulesの自動修復(Remediation Action)でSSM Automationを使用したロールバックが可能です。CloudTrailは誰がいつAPIを呼び出したかを記録するため、ITSM(IT Service Management)のChange Order IDと照合するLambda関数を使用することで、承認プロセスを経ずに行われた変更を特定できます。Config AggregatorはOrganizations全体のコンプライアンス状況を集約しS3に定期出力する機能を持ち、月次レポート要件を満たします。これら4つの機能の組み合わせにより全要件を網羅します。
D
AWS Configの代わりにCloudTrail Lake(Event Data Store)を使用してすべてのAPI呼び出しをSQL形式でクエリできるようにする。変更前後の比較はCloudTrail LakeのクエリとS3のバージョニングを組み合わせる。自動ロールバックはCloudTrail LakeのアラートをEventBridgeに連携しStep Functionsで承認後にロールバックを実行する。月次レポートはCloudTrail Lakeのスケジュールクエリで自動生成する。
CloudTrail Lakeは設定状態のスナップショット比較ができず要件①を満たしません。

解説

AWS ConfigはAWSリソースの設定履歴を継続的に記録し、変更前後のスナップショットを保持するサービスです。Config Rulesの自動修復(Remediation Action)でSSM Automationを使用したロールバックが可能です。CloudTrailは誰がいつAPIを呼び出したかを記録するため、ITSM(IT Service Management)のChange Order IDと照合するLambda関数を使用することで、承認プロセスを経ずに行われた変更を特定できます。Config AggregatorはOrganizations全体のコンプライアンス状況を集約しS3に定期出力する機能を持ち、月次レポート要件を満たします。これら4つの機能の組み合わせにより全要件を網羅します。 選択肢Aの Athenaクエリによるレポート生成がConfig Aggregatorの直接出力より複雑であり不要な手順を増やします。 選択肢Bの Service Catalogが既存インフラへの直接変更を検出できず、CloudFormation Drift DetectionはすべてのAWSリソースをカバーしないため包括性に欠けます。 選択肢Dの CloudTrail Lakeは設定状態のスナップショット比較ができず要件①を満たしません。

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