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SAP組織の複雑さに対応する設計

グローバルに展開するSaaS企業が、AWS Organizationsを使用して以下のアカウント構成を持っています:マスターアカウント、共有サービスアカウント(DNS、監視、CI/CDなど)、顧客環境ごとの個別アカウント(現在200アカウント)、セキュリティアカウント。現在の問題は、200の顧客アカウントが共有サービスアカウントのリソース(内部API、データベース、EFSなど)にアクセスする際に、VPC Peeringを使用しているが、IPアドレス空間の重複と管理の複雑さが問題になっています。また、新規顧客のオンボーディング時間を現在の2週間から2日以内に短縮する必要があります。最適なネットワーキングアーキテクチャとオンボーディング自動化の組み合わせはどれですか?

A
Transit Gatewayを使用してハブ・スポーク型ネットワークを構築し、Resource Access Manager(RAM)でTransit Gatewayを組織全体で共有する。新規顧客オンボーディングはService Catalog + CloudFormationでVPC、Transit Gatewayアタッチメント、IAMロール、初期リソースを自動プロビジョニングし、EventBridgeとStep Functionsで承認ワークフローを実装する。
Service CatalogやLambdaで実現可能だがエンタープライズ規模での一貫性・再現性はAFTが優れます。
B
AWS PrivateLinkを使用して共有サービスを各顧客アカウントにエンドポイントサービスとして提供し、IPアドレスの重複問題を解消する。オンボーディングはAWS Organizations APIとCloudFormation StackSetsを組み合わせ、新規アカウント作成をEventBridgeでトリガーしてLambdaが自動設定する。
AWS PrivateLinkは共有サービスへのIP重複なし接続に有効ですが、TGWなしに200アカウント規模の全通信をエンドポイントで管理するとVPCエンドポイント数が膨大になり運用負荷が高まります。
C
Transit Gatewayを中央集権型ネットワークのバックボーンとして使用し、RAMで組織と共有する。共有サービスへのアクセスにはPrivateLinkも組み合わせてIPルーティングを最小化する。オンボーディングはAFT(Account Factory for Terraform)を使用してアカウント作成からネットワーク設定、セキュリティベースラインまでをコードで管理し、Terraform CloudまたはCodePipelineでCI/CDパイプラインとして実行する。
✓ 正解
Transit Gatewayを中央集権型ネットワークのバックボーンとして使用し、RAMで組織と共有する。共有サービスへのアクセスにはPrivateLinkも組み合わせてIPルーティングを最小化する。オンボーディングはAFT(Account Factory for Terraform)を使用してアカウント作成からネットワーク設定、セキュリティベースラインまでをコードで管理し、Terraform CloudまたはCodePipelineでCI/CDパイプラインとして実行する。 200アカウント規模のマルチアカウントではTransit Gatewayが最適。RAMによる組織共有でアタッチメント管理を簡素化。さらにPrivateLinkを組み合わせることで共有サービスへのアクセスにIPルーティングが不要となりIP重複問題を解消できます。AFTはControl Towerと統合したコードベースのアカウントファクトリで、アカウント作成からネットワーク設定・セキュリティベースラインまでをコードで管理でき、オンボーディング時間の大幅短縮が可能です。
D
AWS Cloud WANを使用してグローバルネットワークを構築し、セグメントポリシーで顧客間の分離を実現する。オンボーディングはService Catalog + CloudFormation StackSetsで自動化し、新規顧客アカウントをCloud WANセグメントに自動追加する。
Cloud WANはGA済みの成熟したサービスですが、既存Transit Gateway環境からの全面移行には大規模なアーキテクチャ変更と運用習熟コストが伴うため、すでにTGWを基盤とする本ケースへの推奨としては適切でありません。

解説

Transit Gatewayを中央集権型ネットワークのバックボーンとして使用し、RAMで組織と共有する。共有サービスへのアクセスにはPrivateLinkも組み合わせてIPルーティングを最小化する。オンボーディングはAFT(Account Factory for Terraform)を使用してアカウント作成からネットワーク設定、セキュリティベースラインまでをコードで管理し、Terraform CloudまたはCodePipelineでCI/CDパイプラインとして実行する。 200アカウント規模のマルチアカウントではTransit Gatewayが最適。RAMによる組織共有でアタッチメント管理を簡素化。さらにPrivateLinkを組み合わせることで共有サービスへのアクセスにIPルーティングが不要となりIP重複問題を解消できます。AFTはControl Towerと統合したコードベースのアカウントファクトリで、アカウント作成からネットワーク設定・セキュリティベースラインまでをコードで管理でき、オンボーディング時間の大幅短縮が可能です。 選択肢Aは、Service CatalogやLambdaで実現可能だがエンタープライズ規模での一貫性・再現性はAFTが優れます。 選択肢Bは、Service CatalogやLambdaで実現可能だがエンタープライズ規模での一貫性・再現性はAFTが優れます。 選択肢Dは、Cloud WANはGA済みの成熟したサービスですが、既存Transit Gateway環境からの全面移行には大規模なアーキテクチャ変更と運用習熟コストが伴うため、すでにTGWを基盤とする本ケースへの推奨としては適切でありません。

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