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SAPワークロードの移行とモダン化の加速複数選択

大手金融サービス企業が、15年前に開発したJava EEモノリシックアプリケーション(Oracle WebLogic上で稼働)のクラウドモダナイゼーションを計画しています。現在の環境と要件は以下の通りです。 【現在の環境】 ・Oracle WebLogicで稼働するJava EEモノリス(コード量50万行超、技術的負債が多い) ・Oracle RACデータベース(20TB) ・300以上のバッチジョブ(毎晩夜間に実行、複雑なジョブ依存関係あり) ・99.99%の可用性SLA ・PCI-DSS準拠要件(全データ暗号化・7年間の監査ログ保持) ・開発チーム50名(クラウドネイティブパターンの経験が乏しい) 【モダナイゼーション要件】 1. ストラングラーフィグ・パターン※による段階的なモダナイゼーション(ビッグバンマイグレーションは不可) 2. 移行期間中はモノリスと新マイクロサービスを並行稼働させること 3. 夜間バッチジョブを効率化し、スポットインスタンス等でコストを削減すること 4. 全体的なインフラ運用オーバーヘッドを削減すること ※ストラングラーフィグ・パターン: レガシーシステムを段階的に新システムに置き換えるアーキテクチャ手法。既存システムを生かしつつ、新機能を徐々にモダンな実装へ切り替えることでリスクを最小化する。 要件を最もよく満たすアプローチを2つ選択してください。

A
WebLogicモノリスをDockerコンテナ化してAmazon EKSにデプロイする。同時にOracle RACをAmazon Aurora PostgreSQLへ移行し、段階的にマイクロサービスを別コンテナとして切り出す。EKSのBlue/Greenデプロイメント機能で99.99%可用性を維持しながらモダナイゼーションを進める。
EKSコンテナ化とAurora移行の同時実施はビッグバン的で99.99%SLAリスクが高く、ストラングラーフィグの段階移行要件に反します。
B
AWS Application Migration Service(MGN)を使用してWebLogicモノリスをAmazon EC2へリフト&シフト移行し、まず既存環境をAWS上で安定稼働させる。その後、Amazon API GatewayとAWS Lambdaで新規マイクロサービスを実装し、Amazon EventBridgeをモノリスと新サービス間の疎結合イベントバスとして活用することで、ストラングラーフィグ・パターンを段階的に実現する。
✓ 正解
MGNでWebLogic環境をそのままEC2へ移行しまず安定稼働させた後、API Gateway・Lambda・EventBridgeで新マイクロサービスを段階的に追加することでストラングラーフィグパターンを安全に実現できます。
C
AWS Elastic Beanstalkを使用してWebLogicアプリケーションをリプラットフォームする。Amazon MQ(ActiveMQ)をすべてのプロセス間通信の代替として導入する。6ヶ月スプリントですべてのマイクロサービスを一括で切り出す大規模リファクタリングを実施する。
Elastic BeanstalkはWebLogicをサポートしておらず、全マイクロサービスを6ヶ月で一括切り出す手法はストラングラーフィグに反するビッグバン移行です。
D
AWS Batchのジョブキューとマネージドコンピューティング環境を使用して300以上のバッチジョブをリプラットフォームする。非クリティカルなバッチワークロードにはスポットインスタンスを活用してコストを削減する。Amazon EventBridge Schedulerでバッチジョブのスケジュールを管理し、AWS Batchの組み込みジョブ依存関係機能で複雑なジョブチェーンを管理する。
✓ 正解
AWS Batchはバッチ特化マネージドサービスで、スポットインスタンスによるコスト削減・EventBridge Schedulerによるスケジュール管理・組み込みジョブ依存関係機能で全バッチ要件を満たします。
E
300以上のバッチジョブをすべてAWS Step Functionsワークフローに一括置換する。ステップ間の状態管理にAmazon DynamoDBを使用し、Amazon SQSを経由して既存モノリスとの統合を維持する。各バッチステップをAWS Lambda関数として実装することでサーバーレスアーキテクチャを実現する。
Step Functionsは定型ワークフローの実行順制御に適しますが、300以上の多様なバッチジョブを一括置換するには構造が硬直的で柔軟性が低いです。

解説

BはMGNリフト&シフトで既存WebLogic環境をまずEC2上に安定稼働させ、その後API Gateway+Lambda+EventBridgeによりストラングラーフィグを段階的に実現する最も安全なアプローチです。 DはAWS Batchがバッチコンピューティングに特化したマネージドサービスであり、スポットインスタンスとEventBridge Schedulerの組み合わせで要件を完全に満たします。 選択肢AはEKSコンテナ化とAurora移行の同時実施はビッグバン的で99.99%SLAリスクが高いです。 選択肢CはElastic BeanstalkはWebLogicを非サポート、全マイクロサービス一括切り出しはストラングラーフィグに反します。 選択肢EはStep Functionsは定型ワークフローの実行順制御に適するが、300以上の多様なバッチジョブの一括置換には柔軟性が低いです。

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