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SAP組織の複雑さに対応する設計

ある大手グローバル金融機関は AWS Organizations で 300 以上のメンバーアカウントを管理しています。プラットフォームエンジニアリングチームは、社内で承認済みのインフラストラクチャテンプレート(3 層 Web アプリケーション、データ処理パイプライン、ML 学習環境など)を標準化したいと考えています。以下の要件があります: ・開発チームは CloudFormation への直接アクセスなしに、承認済みアーキテクチャをセルフサービスでプロビジョニングできること ・プラットフォームチームは、どのテンプレートがどの OU に提供されるかを一元管理できること ・プロビジョニング前にコスト見積もりが表示されること ・プロビジョニング時にコストセンタータグが強制的に付与されること ・テンプレートの更新が自動的に全アカウントに反映されること 上記すべての要件を最も効率的に満たす AWS アーキテクチャはどれですか?

A
管理アカウントに CloudFormation StackSets を作成し、SCP(サービスコントロールポリシー)でメンバーアカウントからの直接 CloudFormation CreateStack API 呼び出しを拒否する。承認済みテンプレートは S3 バケットに保存し、クロスアカウント読み取りバケットポリシーを設定してメンバーアカウントからの参照を許可する。
(CloudFormation StackSets)は管理者主導のデプロイには適しますが、セルフサービスプロビジョニングには対応していません。
B
中央ハブアカウントで AWS Service Catalog ポートフォリオを作成し、AWS Organizations の階層(Root または特定の OU)と共有する。TagOptions を使用してプロビジョニング時のコストセンタータグを強制し、起動制約(Launch Constraint)によって IAM 権限をエンドユーザーとプロビジョニングロールで分離する。ポートフォリオ共有によりプロダクトを自動配布し、テンプレート更新は共有ポートフォリオを通じて伝播する。
✓ 正解
AWS Service Catalog ポートフォリオは Organizations 階層(OU または Root レベル)と直接共有でき、メンバーアカウントへ自動配布されます。TagOptions でプロビジョニング時に必須タグを強制でき、Launch Constraint でエンドユーザーの権限と実際のプロビジョニング権限を分離できます。コスト見積もり機能も組み込まれており、テンプレート更新は共有ポートフォリオを通じて全アカウントへ自動伝播します。
C
AWS CodeCommit に承認済みテンプレートを格納し、中央の Amazon API Gateway と AWS Lambda 関数でCloudFormation デプロイをトリガーする仕組みを構築する。IAM アクセス許可境界(Permission Boundary)でデプロイ可能なリソース種別を制限し、Systems Manager Parameter Store で設定値を管理する。
(AWS CodeCommit + API Gateway + Lambda)は複雑な実装が必要で、Organizations との統合がありません。
D
AWS Control Tower Account Factory ですべてのアカウントを事前設定済みテンプレートで作成する。Customizations for Control Tower(CfCT)でベースライン CloudFormation スタックをデプロイし、Control Tower が管理するデプロイのみを許可する SCP を設定することで統制を強化する。
(AWS Control Tower Account Factory)はアカウント作成用であり、サービステンプレートのセルフサービスプロビジョニングには適していません。

解説

AWS Service Catalog ポートフォリオは Organizations 階層(OU または Root レベル)と直接共有でき、メンバーアカウントへ自動配布されます。TagOptions でプロビジョニング時に必須タグを強制でき、Launch Constraint でエンドユーザーの権限と実際のプロビジョニング権限を分離できます。コスト見積もり機能も組み込まれており、テンプレート更新は共有ポートフォリオを通じて全アカウントへ自動伝播します。 選択肢Aの(CloudFormation StackSets)は管理者主導のデプロイには適しますが、セルフサービスプロビジョニングには対応していません。 選択肢Cの(AWS CodeCommit + API Gateway + Lambda)は複雑な実装が必要で、Organizations との統合がありません。 選択肢Dの(AWS Control Tower Account Factory)はアカウント作成用であり、サービステンプレートのセルフサービスプロビジョニングには適していません。

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