SAP組織の複雑さに対応する設計複数選択
ある企業が複数のAWSアカウントを持っており、監査のためにすべてのCloudTrailログを一箇所に集約したいと考えています。集約先のS3バケットはログアーカイブ専用のアカウントに配置し、各アカウントからの書き込みを許可しつつ、改ざん防止のためにログファイルの検証を有効にする必要があります。どのアクションが必要ですか?(3つ選択)
AログアーカイブアカウントのS3バケットポリシーを更新し、組織内の各アカウントからの s3:PutObject 権限を許可する。
✓ 正解
組織トレイルからのログ書き込みを許可するバケットポリシーが必須です。組織内の各アカウントからの s3:PutObject 権限許可により、トレイル側が自動的にログを集約可能になります。
BAWS Organizationsの組織トレイルで「ログファイルの検証」を有効にする。
✓ 正解
ログファイルの検証を有効にすることで、CloudTrail ログの改ざん検知が可能になります。ハッシュチェーンにより整合性を確保し、監査要件のコンプライアンスが強化されます。
CAWS Organizationsの組織トレイルを作成し、集約先のS3バケットを指定する。
✓ 正解
AWS Organizations の組織トレイル機能により、全アカウントのログを集約先 S3 に自動的に集約できます。個別設定が不要で、運用負荷を最小化します。
D各メンバーアカウントにIAMロールを作成し、ログアーカイブアカウントのS3バケットへのアクセス権を付与する。
組織トレイル使用時、メンバーアカウントへの個別 IAM ロール設定は不要です。組織トレイルの自動集約機能により、余分な管理オーバーヘッドが生じます。
EログアーカイブアカウントのS3バケットで、Object Lockをコンプライアンスモードで有効にする。
Object Lock はオブジェクト削除防止ですが、問題が求める「ログファイル検証による改ざん検知」とは異なるメカニズムです。改ざん検知ではなく削除防止に特化しています。
ログアーカイブアカウントのKMSキーを使用して、すべてのログを暗号化する。
KMS 暗号化はセキュリティ強化に有効ですが、A・B・C が基本要件を満たすため、このオプションは付加的なものです。改ざん検知という本質的要件ではありません。
解説
組織トレイル(選択肢C)を使用することで、全アカウントのログを自動的に一箇所に集約できます。集約先バケットには組織のCloudTrailサービスからの書き込みを許可するバケットポリシー(選択肢A)が必要です。改ざん検知にはログファイルの検証(選択肢B)を有効化しますが、これは管理アカウントで組織トレイルを設定する際に行うものであり、各メンバーアカウントへの個別設定は不要です。
選択肢Dのメンバーアカウントへの IAM ロール作成は、組織トレイルを使用する場合に不要な管理オーバーヘッドです。
選択肢E の Object Lock はデータの物理削除防止には有効ですが、問題が求める「CloudTrailのログファイル検証機能による改ざん検知」とは異なる仕組みです。
選択肢F の KMS暗号化はセキュリティ強化として望ましいですが、ログ集約の基本要件はA・B・Cで満たされます。
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