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SAPワークロードの移行とモダン化の加速複数選択

ヘルスケア企業が、オンプレミスで稼働するマイクロサービスアーキテクチャ(50のサービス、Kubernetes 1.24で管理、各サービスはDockerコンテナとして動作)をAWSへ移行することを決定しました。要件と制約:HIPAA準拠が必要でPHI(保護医療情報)を含むデータは暗号化と厳格なアクセス制御が必要、現在のKubernetesクラスターは自己管理でアップグレードに多大なオーバーヘッドがかかっている、サービスメッシュ(Istio)を使用してサービス間通信を管理している、CI/CDパイプラインはJenkinsで構築されGitHubと統合がある、一部のサービスはステートフル(PostgreSQL・Redisをコンテナとして実行)、移行後は運用オーバーヘッドを削減したい、開発チームのKubernetes習熟度は高い。最適な移行アーキテクチャとして適切なものを2つ選択してください。

A
Amazon EKS(Elastic Kubernetes Service)をマネージドKubernetesプラットフォームとして採用し、既存のKubernetesマニフェスト(Deployment、Service、ConfigMap等)を最小変更で移行する。EKSマネージドノードグループでワーカーノードのパッチ管理を自動化し、KarpenterでPodのスケジューリングを最適化する。サービスメッシュは移行当初EKS上でIstioを継続稼働させ、将来的な代替への移行を段階的に検討する。
✓ 正解
EKSはKubernetesマニフェストを最小変更で移行でき、マネージドコントロールプレーンでアップグレード負荷を削減。HIPAA要件の暗号化・IAM統合もネイティブに対応する。
B
ステートフルサービス(PostgreSQL、Redis)をAWSマネージドサービス(Amazon Aurora PostgreSQL、Amazon ElastiCache for Redis)へ移行し、コンテナからデカップリングする。Aurora PostgreSQLとElastiCacheはHIPAA準拠の機能(保存時暗号化、転送時暗号化、監査ログ、自動バックアップ)をネイティブに提供し、運用オーバーヘッドを大幅に削減する。
✓ 正解
Aurora PostgreSQLとElastiCacheはHIPAAエリジブルサービスとして保存時・転送時暗号化・監査ログ・自動バックアップをネイティブに提供し、運用負荷を大幅削減。
C
AWS App RunnerへDockerコンテナを直接デプロイしKubernetes関連の運用オーバーヘッドを完全に排除する。ステートフルサービスはApp RunnerのEFS統合でデータを永続化し、サービスメッシュの代替としてApp Runnerのプライベートエンドポイントを使用する。
(App Runner)は誤りです。サービスメッシュや50サービス規模のマイクロサービスの複雑性に対応できず不適切です。
D
Amazon ECSを使用しFargateでコンテナを実行する。Kubernetesマニフェストは手動でECS Task DefinitionとServiceへ再実装し、サービスメッシュはAWS App Meshへ移行する。
(ECS/Fargate)は誤りです。KubernetesマニフェストをECS形式へ手動で再実装するコストが高く、既存のKubernetes習熟度を活かせないため移行リスクが増大します。
E
オンプレミスのKubernetesクラスターをそのまま維持しつつAWS Outpostsを導入してオンプレミス環境をAWSサービスと統合する。HIPAA準拠を維持しながらAWSマネージドサービス(RDS、ElastiCache等)を活用する。
(Outposts)は誤りです。オンプレミスの運用オーバーヘッドを維持するため「運用オーバーヘッド削減」の要件を満たしません。

解説

正解A(EKS):既存のKubernetesワークロードを最小変更で移行でき、高いKubernetes習熟度を持つチームに最適です。マネージドコントロールプレーンによりアップグレードオーバーヘッドを削減でき、HIPAA準拠のための暗号化・IAM統合も可能です。なお、AWS App MeshはEOLが2026年9月に予定されており新規採用は推奨されないため、サービスメッシュはEKS上でIstioを継続稼働させることが現実的です。 正解B(Aurora/ElastiCache):ステートフルサービスのAWSマネージドサービスへの移行は運用オーバーヘッドを大幅に削減します。Aurora PostgreSQLとElastiCacheはHIPAAエリジブルサービスとして保存時・転送時暗号化・監査ログ・自動バックアップをネイティブに提供します。 選択肢C(App Runner)は誤りです。サービスメッシュや50サービス規模のマイクロサービスの複雑性に対応できず不適切です。 選択肢D(ECS/Fargate)は誤りです。KubernetesマニフェストをECS形式へ手動で再実装するコストが高く、既存のKubernetes習熟度を活かせないため移行リスクが増大します。 選択肢E(Outposts)は誤りです。オンプレミスの運用オーバーヘッドを維持するため「運用オーバーヘッド削減」の要件を満たしません。

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