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SAP組織の複雑さに対応する設計複数選択

ある大手金融機関は AWS Organizations で 250 のメンバーアカウントを管理しています。セキュリティ運用チームは現在、管理アカウントから GuardDuty、AWS Security Hub、Amazon Macie を管理していますが、以下の問題が生じています: [現状の課題] ・管理アカウントから日常的なセキュリティ運用を実施しており、最小権限の原則に反している ・新しいアカウントが Organizations に追加されても GuardDuty や Security Hub への自動登録が行われない [要件] ・管理アカウントは Organizations の管理のみに使用し、日常的なセキュリティ操作は行わないようにする ・専用の SecurityOps アカウントを GuardDuty、Security Hub、Amazon Macie の中央管理拠点にする ・Organizations に新しいアカウントが加入した際、GuardDuty と Security Hub に自動的に登録される ・SecurityOps アカウントから全メンバーアカウントのセキュリティ検出結果を一元的に閲覧・管理できる これらの要件を達成するために実行すべき操作の組み合わせはどれですか?(2 つ選択)

A
管理アカウントで GuardDuty・Security Hub・Amazon Macie それぞれについて AWS Organizations との信頼されたアクセス(Trusted Access)を有効化し、SecurityOps アカウントを各サービスの委任管理者(Delegated Administrator)として指定する。これにより SecurityOps アカウントがサービスごとに組織全体の管理権限を持ち、管理アカウントへの日常アクセスが不要になる。
✓ 正解
管理アカウントで各サービスのTrusted Accessを有効化し、SecurityOpsアカウントを委任管理者に指定することで、SecurityOpsが組織全体を管理でき、管理アカウントへのアクセスが不要になります。これが委任管理者パターンの標準的な実装です。
B
SecurityOps アカウントから各メンバーアカウントへ AssumeRole するための IAM ロールをすべてのメンバーアカウントに手動で作成する。SecurityOps アカウントで Lambda 関数を実装し、定期的に全メンバーアカウントにアクセスして GuardDuty と Security Hub の設定を確認・修正するバッチ処理を構築する。
SecurityOpsアカウントが全メンバーアカウントにAssumeRoleしてカスタム実装でポーリング・修正するのは、管理コスト・保守負荷が高く、委任管理者機能があるなら使用すべきではありません。
C
GuardDuty および Security Hub の委任管理者(Delegated Administrator)の設定画面で「新メンバーアカウントの自動有効化(Auto-enable)」をオンにする。これにより Organizations に新しいアカウントが加入した際に自動的に各サービスが有効化され、メンバーとして登録される。
✓ 正解
GuardDutyおよびSecurity Hubの委任管理者設定で「Auto-enable」をオンにすることで、Organizations新規アカウント加入時に自動的にサービスが有効化され、手動オンボーディングが不要になります。
D
管理アカウントに専用の SecurityAdmin OU を作成し SecurityOps アカウントを配置する。SCP で GuardDuty および Security Hub の管理 API 呼び出しを SecurityOps アカウントにのみ許可するよう設定し、他のアカウントからの管理操作を拒否する。
SCPでGuardDutyやSecurity Hub管理APIをSecurityOpsアカウントのみに許可する設定は複雑で、要件の「委任管理者による管理」という標準パターンを使わずに無駄な設定をしています。
E
AWS IAM Identity Center でセキュリティ管理者グループを作成し SecurityOps アカウントへの AdministratorAccess 権限セットを割り当てる。GuardDuty と Security Hub の初期設定は管理アカウントから実施し、以後の日常操作は SecurityOps アカウントのコンソールからセッション切り替えで行う。
IAM Identity Center経由でも、初期設定は管理アカウントから実施する必要があり、管理アカウントへのアクセスが完全には不要にはなりません。委任管理者パターンの方が効率的です。

解説

委任管理者(Delegated Administrator)パターンでは、①管理アカウントで各サービスの Organizations Trusted Access を有効化し SecurityOps アカウントを委任管理者に指定することで、管理アカウントを使わずに組織全体のセキュリティサービスを管理できます。 ②委任管理者レベルで Auto-enable を設定することで新規アカウントへの自動登録が実現します。 選択肢Bはカスタム実装が必要で管理コストが高く、選択肢DはSCP の動作として要件を正確には実現できず、選択肢EはIAM Identity Center経由でも管理アカウントへのアクセスが依然として必要です。

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