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SAP新しいソリューションのための設計

大手製造業のA社は、グローバルサプライチェーン管理システムをAWSのus-east-1リージョンに構築している。現行アーキテクチャはAmazon ECS FargateによるAPIサービス層、Aurora PostgreSQL 14クラスター(書き込み1ノード・読み取り2ノード)、Amazon ElastiCache for Redisによるセッション管理で構成され、ピーク時には1秒あたり8,000トランザクションを処理する。過去に発生したリージョン障害でDBAチームが手動フェイルオーバーを実施した際、RTOが2時間を超えた経験から、取締役会がSLAを改定し「RTO≤10分・RPO≤30秒」を義務付けた。DRリージョンはus-west-2とし、PCI-DSS準拠のためすべての顧客データはAWSインフラ内に留める必要がある。フェイルオーバーは完全自動化が必須で、コストよりも要件充足が優先される。この要件を最も確実に満たすアーキテクチャはどれか。

A
Aurora Global Databaseのマネージドプランドフェイルオーバーを有効化し、Route 53 Application Recovery Controllerのルーティングコントロールで自動トラフィック切り替え、ECS FargateとElastiCacheをDRリージョンに事前デプロイする
✓ 正解
Aurora Global DatabaseのマネージドプランドフェイルオーバーはRPO<1秒・RTO<1分を実現し、Route 53 ARCによる自動ルーティング制御と事前デプロイ済みコンピュート層で全要件を満たす。
B
Aurora Global Databaseをus-west-2にセカンダリクラスターとして配置し、障害時はオペレーターがAWS CLIでDetachコマンドと昇格コマンドを順次実行後、Route 53のDNSレコードをLambdaで書き換えてトラフィックを切り替える
Aurora Global Databaseを使用するが手動CLIによるフェイルオーバーは実行時間が不確定で、オペレーター対応遅延によりRTO≤10分の保証が困難になる。
C
AuroraクロスリージョンリードレプリカをDRリージョンに作成し、Route 53ヘルスチェックのフェイルオーバールーティングとLambdaによる自動昇格を組み合わせ、ElastiCacheとECS FargateをDRリージョンに事前デプロイする
Auroraクロスリージョンリードレプリカはバイナリログ非同期レプリケーションを使用し、8,000 TPS高負荷時にRPO≤30秒を保証できない。
D
AuroraクロスリージョンリードレプリカをDRリージョンに作成し、Amazon EventBridgeのRDS障害イベントをトリガーとしてStep Functionsでレプリカ昇格・Route 53更新・ECS Fargateタスク起動をシーケンシャルに実行する
EventBridgeとStep Functionsによるオーケストレーションは障害イベント検知に遅延が生じ、Auroraクロスリージョンリードレプリカの非同期レプリケーションラグとも重なりRTO・RPO双方で超過リスクがある。

解説

Aurora Global DatabaseのマネージドプランドフェイルオーバーでRPO<1秒・RTO<1分を確保し、Route 53 ARCのルーティングコントロールが自動フェイルオーバーを制御することで、RTO≤10分・RPO≤30秒のSLA要件を確実に達成する。

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