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SAP組織の複雑さに対応する設計

ある大規模な製薬企業は、AWS Control Tower を使用してランディングゾーンを構築済みですが、新規 AWS アカウントのプロビジョニングプロセスに以下の問題を抱えています。 [現状の課題] ・アカウント申請から利用開始まで平均2週間かかる(申請→セキュリティレビュー→手動設定→テスト) ・初期設定(環境別 VPC・サブネット構成、Secrets Manager 設定、IAM ロール、S3 バケット、コスト配分タグ)の適用が不統一で設定ミスが頻発 ・チームリードが独立してアカウントをプロビジョニングできず、IT 部門への依頼が必要 ・環境タイプ(Production / NonProduction / Sandbox)に基づいて正しい OU への自動配置が必要 ・監査部門から「誰が・いつ・どのアカウントを・どのパラメータで作成したか」の記録を要求されている この企業がアカウントプロビジョニングを完全自動化し、コンプライアンスを維持するための最善のアプローチはどれですか?

A
Account Factory for Terraform(AFT)を導入する。Terraform のグローバルカスタマイズ(global-customizations)で全アカウント共通の IAM ロール・CloudTrail 追加設定・S3 バケットを定義し、アカウントカスタマイズ(account-customizations)で環境タイプ別の VPC 構成・タグ設定を定義する。アカウントリクエストを Git リポジトリの Pull Request(PR)として提出する GitOps(Git リポジトリを唯一の信頼源とするインフラ管理手法)アプローチを採用し、CodePipeline が承認後に自動プロビジョニングを実行する。AFT はプロビジョニング履歴を DynamoDB に記録して監査証跡を提供する。環境タイプパラメータに基づく OU 配置は AFT の account-request テンプレートで制御する。
✓ 正解
AFT(Account Factory for Terraform)は Control Tower 公式のアカウント自動払い出しフレームワークで、グローバルカスタマイズとアカウント固有カスタマイズの分離管理・GitOps ベースのセルフサービス申請・DynamoDB 組み込み監査ログの全要件を満たします。PR ベースの承認フローがそのまま「誰がいつ何を申請したか」の監査証跡として機能し、承認後は CodePipeline が完全自動でプロビジョニングを実行します。
B
AWS Service Catalog にアカウント自動払い出しポートフォリオを構築する。CloudFormation カスタムリソースと Organizations API を組み合わせたアカウント作成テンプレートを Service Catalog プロダクトとして定義し、チームリードに Launch 制約で最小権限プロビジョニングを許可する。プロビジョニング後に CloudFormation StackSets がベースラインリソースを展開する。CloudTrail の Service Catalog API 呼び出しログで監査証跡を確保する。
Service Catalog は Control Tower との統合が限定的で、今回の全要件を一元的に満たすことが難しいです。
C
Control Tower の Account Factory を AWS Service Catalog 経由でそのまま使用する。プロビジョニング後のカスタム設定は EventBridge の Control Tower ライフサイクルイベント(CreateManagedAccount)をトリガーとして Step Functions と Lambda のオーケストレーションで適用する。チームリードには Account Factory への限定アクセスを付与する。監査証跡は CloudTrail の Organizations 統合ログで代替する。
EventBridge + Step Functions は障害点が増え保守が困難です。
D
AWS CloudFormation と Organizations API を組み合わせたカスタムアカウント払い出しパイプラインを CodePipeline で構築する。各アカウントを CloudFormation スタックとして管理し、Organizations API で OU 配置を制御する。ベースラインリソースは CloudFormation StackSets で展開する。チームリードには CodePipeline の Manual Approval ステップ経由でセルフサービスを提供し、パイプライン実行履歴で監査証跡を確保する。
カスタム CodePipeline は Control Tower のガードレール適用が保証されず、コンプライアンス維持が難しいです。

解説

AFT(Account Factory for Terraform)は Control Tower 公式のアカウント自動払い出しフレームワークで、グローバルカスタマイズとアカウント固有カスタマイズの分離管理・GitOps ベースのセルフサービス申請・DynamoDB 組み込み監査ログの全要件を満たします。PR ベースの承認フローがそのまま「誰がいつ何を申請したか」の監査証跡として機能し、承認後は CodePipeline が完全自動でプロビジョニングを実行します。 選択肢B の Service Catalog は Control Tower との統合が限定的で、今回の全要件を一元的に満たすことが難しいです。 選択肢C の EventBridge + Step Functions は障害点が増え保守が困難です。 選択肢D の カスタム CodePipeline は Control Tower のガードレール適用が保証されず、コンプライアンス維持が難しいです。

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