あるグローバル製造企業は、東京とフランクフルトに自社データセンターを持ち、それぞれ AWS Direct Connect の専用線で AWS に接続している。AWS 上では ap-northeast-1 と eu-central-1 に、共有サービス VPC を含む合計 30 以上の VPC が存在する。現在はオンプレミスから各 VPC へ個別接続し、VPC 間は多数の VPC ピアリングでメッシュ状に接続しているため、ルート管理が破綻しつつある。同社は、両データセンターから各リージョンの全 VPC へプライベート到達性を確保し、リージョン間および VPC 間の通信も可能にしたい。あわせて冗長性を維持しつつ、接続の追加・管理にかかる運用オーバーヘッドを最小化する構成に刷新したい。最も適切な設計はどれか。
Direct Connect Gateway は複数リージョンの Transit Gateway とアソシエーションでき、専用線接続からグローバルに複数リージョンの VPC へプライベート到達性を提供する。各リージョンの Transit Gateway に VPC をアタッチし、Transit Gateway 間をインターリージョンピアリングで接続すれば、VPC 間・リージョン間のルーティングを一元管理でき、フルメッシュのピアリングによる複雑さを解消できる。 選択肢Bの VPC ピアリングは推移的ルーティングをサポートせず、ハブ VPC を経由した中継ができないため全 VPC 間にフルメッシュが必要となり運用が複雑化する。 選択肢Cの Site-to-Site VPN と PrivateLink による個別公開は、多数の VPC 間通信を伴う要件では接続数が膨大になり管理負荷が高い。 選択肢Dの Transit Gateway は自リージョンの VPC しかアタッチできず、単一 TGW に他リージョンの VPC を集約する構成は成立しない。