AWS Organizationsで50のAWSアカウントを管理するヘルスケア企業が、電子医療記録(EHR)システムをAWS上で運用しています。セキュリティチームは以下の要件をすべて最小の運用オーバーヘッドで実現する必要があります。 ①全アカウントにわたる脅威検知の一元化と統合ダッシュボードでの可視化 ②S3バケット内の個人健康情報(PHI)の自動検出と分類 ③セキュリティ標準への非準拠リソースの自動修復 ④全ファインディングのセキュリティ運用チームへの集約通知 これらの要件をすべて満たすソリューションを2つ選んでください。
AWS Security Hub(選択肢A)とAmazon Macie(選択肢C)の組み合わせが4つの要件をすべて満たします。 Security Hubの委任管理者設定によりOrganizations全体への自動有効化と統合セキュリティダッシュボードが実現し(要件①④)、GuardDutyなど複数サービスのファインディングを集約できます。AWS Config RulesでCIS Benchmarkへの継続的準拠評価を行い、Systems Manager Automation Runbooksで非準拠リソースを自動修復します(要件③)。 Macieの委任管理者設定によりOrganizations全体のS3バケットを一元管理・スキャンし、機械学習でPHIやPIIを自動検出・分類できます(要件②)。MacieファインディングはSecurity Hubに直接送信でき、EventBridgeを介した自動アラートも構成可能です(要件④)。 選択肢BのカスタムLambda関数とAthenaアーキテクチャは実装・メンテナンスコストが高く、リアルタイム脅威検知やPHI自動検出機能を持たないため最小運用オーバーヘッド要件に反します。 選択肢DのGuardDuty単体は脅威検知を実現しますが、S3内のPHI検出(要件②)やセキュリティ基準違反の自動修復(要件③)を持たず要件を部分的にしか満たしません。 選択肢EのFirewall ManagerはネットワークポリシーのEnforceに特化したサービスで、PHI検出やConfig自動修復といった本問の要件②③をカバーしていません。