グローバルな電子商取引企業が、AWS 上の本番環境で以下のコスト構造を持っています。 ①EC2(On-Demand):月額 $850,000(主にウェブ層とアプリ層)。 ②RDS Multi-AZ:月額 $320,000(Oracle Enterprise Edition、r5.8xlarge × 4 インスタンス)。 ③データ転送(リージョン間・インターネット):月額 $180,000。 ④S3 ストレージ:月額 $95,000(総容量 2PB、アクセスパターン未分析)。 ⑤CloudFront:月額 $45,000。現在のインフラは 2 年前に設計され、ワークロードの特性は変化しています。分析の結果、EC2 の平均 CPU 使用率は 23%、RDS の使用率は 35% であることが判明しました。リザーブドインスタンス購入は一切していません。最大のコスト削減効果が期待できる改善策の優先順位として最も適切なものはどれですか?
Oracle Enterprise Edition のライセンスコストは AWS RDS では最大のコスト要因で、Aurora PostgreSQL への移行で Database Migration Service(DMS)を使用した移行後に大幅削減が見込めます。次に月額 $850,000 の EC2 コストに対して、Compute Savings Plans は RI より柔軟(インスタンスファミリー・OS・リージョン変更可能)で最大 66% 削減できます。 選択肢AのEC2 Spot 全面移行は本番ウェブ層には不適切です(インタラプション時の可用性リスク)。RDS Oracle のライセンスコスト削減が最優先すべき課題にもかかわらず後回しになっており、優先順位が不適切です。 選択肢Cの 3 年 All Upfront RI の即時購入は Compute Savings Plans より柔軟性が低く、将来の構成変更で無駄が生じる可能性があります。S3 の Glacier 一括移行も業務リスクが高く、アクセスパターン分析前の移行は適切ではありません。 選択肢DのGraviton3 移行は有効な施策ですが、最大コスト要因の Oracle ライセンス削減を後回しにしており、ROI の観点から優先順位が不適切です。