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SAPワークロードの移行とモダン化の加速複数選択

医療機器メーカーが9ヶ月でオンプレミス環境をAWSへ移行する計画を立てている。コロケーション施設には600TBのDICOM医療画像アーカイブ(作成後は読み取り専用、10年保存義務)、80台のVMware vSphere上のEHRシステム(最小ダウンタイムで移行必須)、SQL Server 2019(3TB、RPO 15分以内)が含まれる。インターネット帯域は100Mbpsのみで、Migration EvaluatorによりDirect Connect確立は9ヶ月以内に不可能と確認済み。HIPAAにより全データ転送の暗号化が義務付けられている。DICOMアーカイブとEHR仮想マシンの移行に採用すべきアクションを2つ選択してください。(2つ選択)

A
DICOMアーカイブにはAWS Snowball Edge Storage Optimizedを複数台発注し、オンサイトでNASからデータ収集後にAWSへ送付する。デバイスAES-256暗号化でデータの安全性を確保した状態での物理搬送が可能。
✓ 正解
Snowball Edge Storage Optimizedは100Mbps回線では約550日かかる600TBのアーカイブ転送をオフラインで実現し、デバイス暗号化でHIPAAに準拠する。
B
DICOMアーカイブにはAWS DataSync over Site-to-Site VPNを使用し、100Mbps回線でTLS暗号化転送しながら9ヶ月間かけて段階的にS3へ移行する。VPN区間の暗号化によりHIPAAコンプライアンスを維持できるため追加の物理デバイスは不要。
DataSync over VPNで100Mbpsを専有使用しても600TBの転送には約550日かかり、9ヶ月の移行期間内での完了は不可能。
C
EHR仮想マシン80台にはAWS Application Migration Service(MGN)エージェントを各VMにインストールし、インターネット経由のTLS暗号化ブロックレプリケーション後にカットオーバーする。
✓ 正解
MGNエージェントはVMware vSphere VMのブロックレベルTLSレプリケーションをサポートし、HIPAA要件を満たしながら最小ダウンタイムでEHRシステムを移行できる。
D
EHR仮想マシン80台にはAWS MGNのvCenter SDK統合エージェントレスモードを使用し、各VMへのエージェントインストールを省略してvCenter経由でブロックレベルレプリケーションを実施する。
MGNにvCenter SDK統合エージェントレスモードは存在せず、MGNの使用には各ソースサーバーへのレプリケーションエージェントのインストールが必要。
E
EHR仮想マシン80台にはAWS Server Migration Service(SMS)を使用し、VMware vCenter ConnectorでVMスナップショットを定期複製してAMIを作成し、EC2へリストアする。
AWS SMSは2022年に廃止が告知され新規利用を受け付けておらず、後継サービスのAWS MGNへの移行が推奨されている。

解説

100Mbpsでは600TBの転送に約550日要するためSnowball Edgeによるオフライン転送が唯一現実的。EHR VMはMGNエージェントのTLSレプリケーションで最小ダウンタイムとHIPAA準拠を両立する。

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