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SAPワークロードの移行とモダン化の加速複数選択

小売企業が、オンプレミスで稼動する e コマースプラットフォームを AWS に移行することを決定しました。現在のシステムは以下の通りです。 ①Java EE アプリケーションサーバー(WebLogic 12c)× 20 台、各 32 コア/256GB RAM。 ②Oracle Database 12c RAC × 3 クラスター(合計 50TB)。 ③NFS ストレージ(NetApp)300TB、アプリケーションが共有ファイルシステムとして使用。 ④オンプレミス Active Directory(ユーザー数 50,000)。 ⑤専用線(1Gbps)でデータセンターと接続済み。移行要件: ①移行期間中のサービス停止を最大 4 時間に制限。 ②移行後 6 ヶ月以内に運用コストを 30% 削減。 ③WebLogic の特殊機能(EJB、JMS、JDBC 接続プール)への依存を長期的に排除する計画がある。この要件を満たす移行戦略として最も適切なものはどれですか?(2つ選択)

A
WebLogic を AWS EC2 上の WebLogic(BYOL)にリホストし、Oracle Database は Oracle on EC2 RAC 構成を維持する。NFS ストレージは Amazon EFS に移行する。Active Directory は AWS Managed Microsoft AD を新規構築し、オンプレミス AD と信頼関係を設定する。AWS DataSync で NFS データを移行し、ダウンタイムを最小化する。
✓ 正解
WebLogicをEC2にBYOLでリホストしOracle RACをEC2上で維持することで、アプリケーション変更を最小化しながらAWSへ移行できます。AWS DataSyncによる事前データ同期でNFSのダウンタイムを最小化し、AWS Managed Microsoft ADとの信頼関係設定でActive Directory連携も維持できます。4時間のダウンタイム制約を満たしやすい現実的な第一段階戦略です。
B
WebLogic アプリケーションを Amazon ECS(Fargate)にコンテナ化してリプラットフォームする(EJB は Spring Boot に段階的に移行)。Oracle Database は AWS DMS を使用して Amazon Aurora PostgreSQL に移行する(AWS SCT でスキーマ変換)。NFS ストレージは Amazon EFS に移行し、Active Directory は AWS Managed Microsoft AD でハイブリッド構成にする。ただし EJB/JMS の移行は移行後のフェーズ 2 で実施する。
ECS FargateへのコンテナリゼーションはEJB(Enterprise JavaBeans:Javaの分散コンポーネント仕様)やJMS(Java Message Service:非同期メッセージング仕様)の依存解消に大規模なリファクタリングが必要です。EJB移行をフェーズ2に延期するとしても、コンテナ化自体が4時間のダウンタイム制約内での完遂には高リスクです。Aurora PostgreSQLへのDMS移行も並行実施するにはリスクが高すぎます。
C
Strangler Fig パターンで WebLogic の機能を段階的に Lambda + API Gateway + SQS(JMS 代替)にリファクタリングする。Oracle Database は Amazon Aurora PostgreSQL に完全移行し、NFS は S3 に移行する。Active Directory は Cognito User Pools に置き換える。すべての移行を 3 ヶ月以内に完了する計画を立てる。
Strangler FigパターンでWebLogic全機能をLambda + API Gateway + SQSに置き換え、50TBのOracle DBを完全移行し、さらにActive DirectoryをCognito User Poolsに置き換える作業を3ヶ月で完了させることは非現実的です。Cognito User Poolsはエンタープライズ向けActive Directoryの完全代替にもなりません。
D
移行の第一段階として、AWS Application Migration Service(MGN)を使用して WebLogic サーバーを EC2(r6i.8xlarge)にリホストする。Oracle RAC は Oracle on EC2 に移行(BYOL)し、NFS は Amazon FSx for NetApp ONTAP に移行してアプリケーション互換性を維持する。Active Directory は AWS Managed Microsoft AD との信頼関係を設定する。第二段階でコンテナ化・脱 Oracle を計画する。
✓ 正解
AWS MGNを使用したリホストは、WebLogicサーバーをほぼ無停止でEC2にレプリケートしカットオーバー時のダウンタイムを数時間以内に抑えられる確実な手法です。NetApp互換のFSx for NetApp ONTAPへのNFS移行でアプリケーション互換性を維持しつつ、第二段階でのコンテナ化・脱Oracle計画で長期的な脱WebLogic要件も満たします。
E
AWS Elastic Beanstalk のマルチコンテナ環境に WebLogic をデプロイし、Oracle Database は AWS SCT と AWS DMS を組み合わせて Amazon RDS for MySQL に一括移行する。NFS ストレージは Amazon FSx for Windows File Server に移行し、Active Directory は AWS Managed Microsoft AD と同期して統合認証を実現する。
Elastic BeanstalkはWebLogicアプリケーションを直接サポートしておらず、コンテナ化・リプラットフォームには大規模な改修が必要です。50TBのOracle DBをRDS for MySQLに一括移行するDMS作業も4時間のダウンタイム制約内での完了は非現実的です。FSx for Windows File ServerはSMBプロトコルベースでNFSアプリケーションとの直接互換性がなく、追加設定が必要です。

解説

停止時間4時間・6ヶ月30%削減・長期的脱WebLogicの複合要件には、フェーズ1でRehost(現行スタックをAWSへ移行)、フェーズ2でモダナイゼーションを進める2段階戦略が現実的です。選択肢AとDはどちらもリホスト戦略で、4時間のダウンタイム制約内での移行完了が現実的なアプローチです。 選択肢BのECS FargateへのコンテナリゼーションはEJB(Enterprise JavaBeans:Javaの分散コンポーネント仕様)やJMS(Java Message Service:非同期メッセージング仕様)の依存解消に大規模なリファクタリングが必要です。EJB移行をフェーズ2に延期するとしても、コンテナ化自体が4時間のダウンタイム制約内での完遂には高リスクです。Aurora PostgreSQLへのDMS移行も並行実施するにはリスクが高すぎます。 選択肢CのStrangler FigパターンでWebLogic全機能をLambda + API Gateway + SQSに置き換え、50TBのOracle DBを完全移行し、さらにActive DirectoryをCognito User Poolsに置き換える作業を3ヶ月で完了させることは非現実的です。 選択肢EのElastic BeanstalkへのWebLogicデプロイは直接サポートされておらず、50TBのOracle DBのRDS for MySQLへの一括DMS移行も4時間制約内では非現実的です。

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